暖房器具エコランキング

冬の寒い季節になると一番気になることは暖房費についてではないでしょうか?
また、マクロの視点では環境面からCo2排出量も気になるところです。

暖房器具にはいろいろな種類のものがありますが、部屋全体を暖めるのに効率的な
エアコンや床暖房が快適で最近では人気です。
そこで、暖房費、Co2排出量、快適性のそれぞれの観点から暖房器具を比較してみました。

エアコンは優れた省エネ性能

一番人気のある暖房器具といえばエアコンですが、最近では経済的なことやエコを考慮された
高効率タイプのものが人気となっています。

エアコン

高効率エアコンとは、一言でいうと従来のエアコンに比較すると、
電気使用量が約30%以上も節電できるエアコンということです。
つまりその分暖房費が安くなります。

経済的な観点からすると、高効率タイプのエアコンが他の暖房器具と比較して最も経済的といえます。

また、環境面からも高効率エアコンはヒートポンプを使用しているためエネルギー使用量が少なく、Co2排出量が少ない優れた暖房機器です。

ヒートポンプとは少ないエネルギーで、空気中の熱を集めて熱エネルギーに変えて
利用する省エネ技術のことです。
ヒートポンプは使用したエネルギー以上の熱エネルギーを得ることができるため、
とても効率のよい方法です。またCo2排出量も大幅に削減できるため地球環境に貢献します。

数年前から、トップランナー方式が導入され、全メーカーの中で一番省エネ性能が
優れた数値以上の水準に目標を定めて、各メーカーが競っているため、
年々エアコンの性能も向上しています。

このように、最近のエアコンは省エネ性がとても高く、上手に使うことでオールシーズンを通じて
エアコンだけでも快適に過ごすことができます。

また、省エネという観点からエアコンを選択する時の一番の着目点としては、
「APF値」というJIS規格である、通年エネルギー消費効率の数値です。
この数値は、エアコンの1kw当たりの冷暖房能力を表しているので、
大きいほど効率よく省エネ性能が高いことを示しています。

エアコンはフル稼働で運転するよりも、50%程度の運転状態が省エネ性能が
一番高くなるため、部屋の断熱や気密対策などもしっかりとし、フル稼働を避けることが
上手な使い方といえるでしょう。

ランキング

快適性なら床暖房

また、エアコンに次いで人気の床暖房についてはどうでしょうか。
暖房器具においては、ヒートポンプ式以外のものはエネルギー消費量が多く
暖房費も高くついてしまいます。

床暖房についても、電気ヒーター式のものがあり、設置時の設備費は比較的安い
のですが、燃料費としてのランニングコストはとても高くつきます。
一部屋だけに導入する場合や、使用するのが短時間の場合以外は避けた方が無難です。

床暖房はエアコンに比較するとランニングコストは割高となりますが、
それでも床暖房を選ぶという一番の理由は快適性ということではないかと思います。

床暖房

多数の人が感じる快適性のひとつに空気が動かないということがあります。まさに床暖房の特徴がそこにあります。また、足元が温かいということについても快適に感じることの理由といえます。

床暖房は、室温がそれほど高くなくても、足もとからじんわりとぽかぽか温かく、部屋全体の空気の温度を均一に保つという快適性ということでは優れた暖房器具です。

ただ、床暖房は部屋全体が暖まるまでには時間がかかります。
そういう意味では暖房器具として床暖房単独のみということは難しいと思います。

部屋の空気が冷えている場合の初期暖房についてはエアコンでカバーし、
ある程度室温が上がった後、床暖房に切り替えるといった使い方が上手な使い方です。

また、最近はエアコン付ヒートポンプ式床暖房という、エアコンと床暖房が一体化した
暖房設備が登場しており、温まるのが遅いという床暖房のデメリットを、
エアコンのスピード暖房でカバーししかも省エネということで快適性という面では
理想的な設備となっています。

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