家庭でできる省エネワンポイント!

省エネ

省エネに関しては、ただ単に節約ということだけではなく、地球温暖化などの環境問題という観点からも、今たいへん必要とされていることです。

手軽に取り組むことができることとして、まず家庭での省エネから始めることが大切です。一つの家庭では小さなことでも、多くの家庭が省エネに取り組むことで私たちは環境問題に大きな貢献ができるのです。

そこで、今すぐ簡単に家庭でできる省エネのワンポイントを紹介したいと思います。

待機電力を省エネ

待機電力とは、家電製品のスイッチを入れるとすぐに使えるように、
いつも流れている電気のことです。

家の中にはテレビやHDD・DVDレコーダーなどのAV機器を始め、
電気のプラグをコンセントに差し込みっぱなしのものがかなりあります。

給湯器

その中で、気になる待機電力の大きな機器のワースト3は、3位がHDD・DVDレコーダー、2位がビデオデッキ、そして、1位が給湯器となっています。数多い電気製品の中で給湯器が1位というのは意外ですが、
ガスや灯油を使うため関係が無いと思われ盲点になっているのかもしれません。
しかし特に冬場などはすぐにお湯を使いたいため、
一日中つけっぱなしという家庭は多いのではないかと思います。

一般的に家庭で使われている家電製品のうちで、使用する時だけコンセントに
差し込む掃除機やアイロンなどは別として、家電製品の約80%ぐらいが待機電力を使用していて、
その電力消費量は、使用している時も含めた全消費量の約10%にもなるのだそうです。

最近は省電力をうたい、主電源を切ると待機電力も切れるものや、
待機電力を全く消費しないものなども増えてきていますが、
一般的には家庭で年間一万円程度の電気代がかかっているといわれています。
年間で考えると費用もバカにならないばかりか、全家庭の電気使用量を考えると
全体ではかなりの量になります。

そう考えるとなんとか待機電力を節約したいものです。
AV機器などは時間予約をする場合、切るのは難しい面もありますが、
給湯器は必要な時だけスイッチを入れる気遣いは簡単にできます。
また、コンセントに電気製品を差したままで待機電力をカットできるという
便利な省エネコンセントもありますので、使用してみてはいかがでしょうか。

保温機能を省エネ

次に炊飯器や電気ポットなどの保温機能があります。
炊飯器や電気ポットの場合は保温機能といえども、使用状態であるため待機電力とは違います。

炊飯器

そこで、どれだけ保温状態が必要で活用しているかということ考えてみる必要があるます。例えば炊飯器です。朝まとめて炊いて炊飯器で保温する場合と、保温はせず必要の都度、電子レンジで温めなおすのとどちらが省エネなのでしょうか?

結果としてはまとめて炊いて、そのあとはラップ保存し、必要の都度、
電子レンジで温めなおす方が電気代としては、一日保温する場合と比べて半分程度になるようです。
これだけでも年間の電気代は約1300円程度制約でき、
環境面でもCo2削減量は約27Kg程度の削減できるのです。

電気ポット

電気ポットの場合も同様です。どのくらいの頻度、熱湯を必要とするかにもよりますが、食事の時の3回程度であれば、一旦沸かしたあと保温状態を維持し、必要な時に再沸騰させる場合に比べて、一旦スイッチを切り必要時に再沸騰させる方が、年間の電気代は約3000円程度制約でき、Co2削減量は約48Kg程度の削減できるのです。

このように保温機能を使用しないということが省エネにはとても有効なのです。

床暖房を省エネ

今、新築するなら設置したい設備として人気のある床暖房です。
冬の部屋が冷える時期においても、足元からポカポカと暖かく、床だけではなく
部屋の空気がふんわりと暖かくなります。

その分、電熱暖房やエアコンなどの空気暖房の使用を減らすことができ、
他の暖房器具に比べると光熱費が低いこともあって、床暖房自体が省エネだといえるかもしれません。

また、最近はエアコンと床暖房を一体化したものなども登場し、
冷えた部屋の暖房開始時はエアコンで素早く暖め、その後は床暖房だけで部屋の温度を
調整するといった使い方ができるようになりました。
ヒートポンプ式のものは燃焼しないので有害物質も発生せず環境にやさしい面も
すぐれていると思います。

しかし床暖房に関しては、まだまだ贅沢品という世間の認識もあり、
ライフスタイルとしても甘やかしすぎの感も否定できません。

省エネという観点から、もっと大切なことは部屋の開口部の断熱や、
壁や床に断熱材をいれたりすることです。
特に住宅の開口部の窓には複層ガラスを導入すれば、ふつうのガラスに比べると
2倍以上の断熱効果が見込めます。

床に敷く

また、床には床暖房ではなく、コルクマットを敷けばフローリングの凍りつくような冷たさは避けられます。コルクマット自体の断熱効果がすぐれているため、冬に裸足で歩いても冷たさを感じないことに驚かれることと思います。

暖房器具の導入は暖房という点ではプラスですが、省エネという点ではマイナスになります。それよりおすすめしたいのは、住宅の暖房にマイナスに働いて室温を下げてしまっている点を改善するという防寒対策です。

以上のように、生活の中のちょっとしたアイデアや気づかいで、
私たちも省エネに取り組むことができるのです。

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