床暖房よりコルクマットで快適エコ生活|赤ちゃんに自然の温もりを

今、人気のある暖房設備の一つに床暖房があります。
そのせいもあって、コルクマットは床暖房対応しているか、上に敷けるかどうかという質問が多くあるようです。

そこで床暖房とコルクマットについて考えてみたいと思います。

床暖房

新築分譲マンションの床暖房の設備率は約9割を超え、ついているのがあたりまえという状況です。

中古住宅においても、後から設備するのは大変なので、
床暖房つきということを探す時の条件とされる方も多いのではないかと思います。

その人気の理由は、暖房そのものの発想の違いによる快適さにあります。床暖房は床を温かくするだけではなく、床の熱で部屋全体を温めるのです。

そのためホットカーペットのように足元だけが温かいだけのものとは本質的に違いがあり、
エアコンのような空気の対流感が無いため、自然な暖かさを得られるのです。
よくいわれる自然な「頭寒足熱」ということも快適さの理由の一つです。

そんな快適な床暖房ですがメリットばかりではありません。
少なからずデメリットもあります。

床暖房のデメリット1. ランニングコストがかかる

空気はとても温まりやすいものです。
そのため直接空気を温めて吹き出すことにより循環させる、
エアコンのような暖房器具はとても効率がよく、部屋の温度が上がるまで時間がかかりません。

しかし床暖房はどうでしょう。
まず床が温まり、その熱が間接的に空気を温めて自然に循環するのを待つというのはあまりに非効率です。
そのため冷えた部屋を今すぐ温めたいという即効性はありません。
あたりまえのことですが、スイッチを切るとてきめん室温が下がってきます。

基本的に床暖房というのは他の暖房器具のように、
頻繁にスイッチを入れたり切ったりする使い方は向かないということです。

そこで心配になるのがランニングコストについてです。
床暖房は、大きく分けると電気ヒーター式と温水式の2つのタイプがありますが、
暖房器具エコランキングのページにありますように、
特に電気ヒーター式は他の暖房器具と比較して突出してランニングコストがかかります。
比較的安くすむといわれる温水式の一つであるヒートポンプ式でも、
他のものと比べて割高となってしまいます。

この温まりに時間がかかるという立ち上がりの遅さや、
ランニングコストが高いことを考えると24時間運転しっぱなしというわけずもいかず、
床暖房と並行してエアコンやファンヒータの使用をすると、
結局、トータルでは暖房費がかなりかかってしまうということになってしまいます。

床暖房のデメリット2.床が硬い

床暖房はフローリングの大きなデメリットである、床が冷えるという欠点をカバーしています。
しかし、床暖房に使用される床材の多くは床暖房対応のフローリングであるため、
フローリングの床が硬い、音が響くという欠点はそのまま引き継いでいます。

そのため多くの人は、カーペットやラグなどを上に敷こうと考えたり、
赤ちゃんがいるご家庭ではダニの心配がなく、
もっと弾力性があり転んでも安心のコルクマットはどうかと検討されたりするようです。

しかし、どうも床暖房とコルクマットは相性がよくないようです。

その理由としましては、コルクマットの断熱性により床暖房の熱がこもりすぎることや、
コルクマットは表面のコルクとEVAでは熱による伸縮率が違うため、
床暖房の熱でゆがみや反りがでてしまう可能性があることです。

ただし、床の防音や部屋の防寒の効果を期待して、どうしても床暖房の上にコルクマットを敷きたい場合、
ガス式の床暖房で温度を低目にして使用されている例はありますので、温度を加減して使用されるといいと思います。

床暖房のデメリット3.意外な危険性

石油を使うファンヒーターに比べると、
部屋の空気を汚さずクリーンな暖房器具と知られている床暖房ですが、
盲点となっている意外な危険性があることはあまり知られていません。

一つには電磁波の影響です。
国立がんセンターとWHOは電磁波の影響が4ミリガウスで白血病2倍になることを警告しています。

最近ではオール電化住宅といううたい文句で多くの新築マンションが宣伝されていますが、
その中でもIH調理器の電磁波の影響は危険性が高いといえます。
電気製品はいずれにしても電磁波を発生していますが、
ある程度距離をおいて使用するぶんにはその影響はほとんどないと考えられています。

生活の中で要注意なのは、いつも体が触れている電気製品ということになります。
床暖房のうちでも電気ヒーター式のものは、いつも床の上で生活している以上、
なんらかの電磁波の影響を受けていることを否定できません。

特に赤ちゃんや妊娠中の方がいるご家庭では、
電磁波は子供の成長細胞にダメージを与えることが知られており、
小児がんや流産の危険性も考えられるため注意が必要です。
赤ちゃんが電気ヒーター式の床暖房の上でハイハイをしたり寝転んだりしている場合、
全身に電磁波の影響を少なからず受けています。

もう一つこれも電気ヒーター式の床暖房に限定されたことですが、
床暖房の上に赤ちゃんを寝かしておくと、気づかないうちに熱がこもり、
温度上昇による低温やけどやを脱水症状が起きる危険性があります。

とにかく赤ちゃんは電気ヒーター式の床暖房からは避けた方が無難です。

床暖房よりコルクマットを

以上のように、床暖房は快適さの反面デメリットがあります。
本サイトでは、素晴らしい床材としてコルクマットを紹介させていただいているわけですが、
これから床暖房を設備することを検討されていらっしゃる方で、
もし少しでもそのデメリットに不安を感じられたら、
床暖房より天然素材で足元が温かいコルクマットを敷くことをおすすめします。

■コルクマットはランニングコストがかかりません。
 初期導入費用として、6畳~8畳に敷いても1万円少々です。
■コルクマットは優れた弾力性でフローリングの硬さをカバーします。
■コルクマットは天然素材で赤ちゃんに安心です。

床暖房を設備するためには、ひじょうに高額な設備費がかかります。
そして一度設備していまうと取り外すことは二度とできません。
ほんとうに床暖房が必要なのでしょうか?

また、現在床暖房を使用されている方へのコルクマットの使い方の紹介です。

■2面切り替えできるタイプなら片方のみ運転し、赤ちゃんがいる片面にコルクマットを敷く。
■赤ちゃんや子供部屋のみ床暖房の運転を止め、コルクマットにする。
■冬場のみ床暖房を運転し、他の季節はコルクマットにする。

いずれも実際に床暖房を使用されている方のコルクマット使用例です。

コルクマットはさすがに床暖房のようなわけにはいきませんが、
敷くことにより室温が1℃以上も上がり、足元が温かいため体感温度はそれ以上となります。

そしてなにより、赤ちゃんに安心で、暖房費が節約できるところは床暖房以上といえるでしょう。

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