心地よいリビングづくり

新築やリフォーム時のリビング作りをするにあたって壁紙やカーテンなどの
インテリアを考えるのは楽しみの一つです。
色や柄よって部屋の雰囲気が全く違うものになります。
そこで、心地よいリビングづくりについて考えてみたいと思います。

リビングの壁の色について

リビング

最近は生活様式の西洋化に伴い、壁紙も綺麗な柄のものが豊富に選べるようになりました。しかし心地よいリビングという観点からは、できれば壁紙は無地か無地に近いものがおすすめです。

リビングは家族全員がくつろぐ場所であり、お客様を招きいれる場所になります。色には人それぞれ好みもあり、部屋のベースになる壁紙が派手な色や柄ではみんなが落ち着く空間とはなりえません。

また、リビングの雰囲気を作るものには、カーテンや家具類、その他置き物など様々なものがあります。
それらのものは、自分が好きな色のものを購入してしまいがちとなります。
統一した配色でのコーディネートができればいいのですが、なかなかそうもいきません。

特に鮮やかな配色でリビング全体が統一されると落ち着かない空間となってしまいます。
ここは、壁紙は背景と考えて、おとなしい無地系とし、その他のものの引き立て役としたほうが
くつろげる場所となります。

リビングの床選び

リフォームの一つの目的として部屋の雰囲気を変えるということがあるでしょう。
特に面積の大きい壁紙を変えることはその目的をかなえるのに有効ですが、
床を変えるということも、雰囲気を変えるためのリフォームの一つです。

また、雰囲気だけではなく、素材を選ぶことにより階下への防音につながったり、
足の冷えを防止したりと、生活の快適性が向上するといった効果も期待できます。
このように床は、私たちの暮らしの居心地という部分に大きくかかわっています。

最近ではとても人気のあるフローリングに使われる床材には、無垢材と合板の二種類があります。
天然の無垢材は、見た目も触れた感触もナチュラルで、使えば使うほどに味わいが出るのが特徴です。

自然素材である無垢材は、昨今、問題とされるシックハウスの原因となる
ホルムアルデヒドとは無縁で、人にやさしい快適な環境をつくってくれる床材です。
しかし、メリットばかりではありません。手入れが面倒であったり、床暖房には向かない点など
デメリットの部分もあることは否定できません。

比較する床材として合板があります。価格が安いというのが魅力の一つですが、
板を張り合わせるための接着剤にホルムアルデヒドなどの有害物質が含まれていたり、
合板の中で直射日光が当たると表面が剥げたようになるような弱さがあったり、
それを補うための、ウレタン塗装やUV 塗装されたものも安全上問題があります。

無垢材と合板を比較して、大きく違うのは足触りのやわらかさです。
触れるとはっきりとわかるほど無垢材の方が暖かみがあります。

リビングにコルクマットを敷いたイメージ

さらに暖かみを求めるならコルクマットがおすすめです。
コルクマットはとてもソフトな弾力性や暖かみのある感触が人気の床材です。

とくに高齢者のがおられるご家庭では、床が硬いと思う以上に疲れることがあるので
配慮が必要です。

床を替える場合、現在の床を剥がしてすべてを取り替えるのは大がかりな工事となります。
しかしコルクマットなど、床の上に敷くだけであれば簡単にリフォームが可能です。
コルクマットは女性でも敷くことができるお手軽リフォームといえるでしょう。

床はリビングを占める面積の割合が大きいため、床の色や柄は部屋の雰囲気に大きな
影響を与えます。

フローリングなどでも暗い色にすると照明の明かりを吸収してしまうため、
その分リビングが暗くなってしまいます。
また、床の色が濃いとホコリが目立ったり、床の色に対して家具の色が明るすぎるといった
色の差が大きい場合、家具が安っぽく見えるといったデメリットがあります。

濃い色よりは薄い色を選んだ方が、リビングが明るく感じられ、
家具との相性がよいため、部屋が広く感じられるというメリットが多いでしょう。

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