フローリングの床冷えや結露の原因と対策

フローリングの床冷えや結露にお悩みではありませんか?
新築やリフォームで憧れのフローリングにしたところ、あまりの床冷えや予想もしなかった結露の
発生に悩まされているという話をよく聞きます。

足元の冷え

マンションといえば、今やフローリングのリビング、キッチンは当たり前です。しかし、この人気のフローリングの欠点は、とにかく冷えるということです。

ほんとうに寒い住宅というのはあるもので、床冷えをしている部屋に入ると顔は温かいのに足元が寒いと感じたり、知人、友人をフローリングの部屋に招くと「床が冷えるね~」と指摘をされたりすることもあります。

また、床冷えとも大きな関連があるのが、フローリングの結露です。まるで汗でもかいたようにフローリングの一部に結露がついたり、上に敷いた布団やベッドの下など、床と極端に温度差があるところには結露が発生しやすくなります。

特に冬場のように毎日頻繁に結露が発生すると、フローリングが傷んで腐食したり、
カビの発生原因となってしまいます。

そこで、このフローリングの床冷えや結露の原因と対策について考えてみたいと思います。

フローリングの床冷えの原因

足元から冷えるという、いわゆる底冷えの原因は建物の構造によるものが大きく、
冬場に外気が下がると、窓や屋根、壁や床など様々な部分から部屋の熱が奪われていきます。

また、逆に外気によって冷えた窓や床に触れた室内の空気は、冷やされて循環します。
このように外からも内からも熱が奪われるのが部屋の空気が冷える理由です。

そして冷やされた空気は暖かい空気に比べて重いため、必然的に部屋の下にたまります。
これが底冷え現象が起こる原因なのです。

フローリングの板

ここで、それでは何故フローリングが特別に床冷えするのかという疑問がわきます。それはつまり、フローリングが他の床材と比較すると特別に冷えやすい材質だということなのです。

冷えやすい材質ということはどういうことなのでしょうか?同じフローリングでも、合板と無垢材では触れた時の温かみがちがいます。同じ木なのに温かさに違いがあることを不思議に思われないでしょうか?

自然な木には空気が入る隙間があり、この比率を「空隙率」というのですが、合板は薄い何枚もの板を圧縮してつくるので、極めてこの空隙率が低いのです。ほとんど空気を含んでいないといっていいのです。

考えてみてください、全く空気を含んでいないガラスや金属は断熱性とは程遠く
冬の寒い外気にさらされていると凍りつくほどに冷えています。

つまり、フローリングで床冷えする理由は、空気を含まない材質であるがゆえに
床下からの冷たさと、下にたまった空気にさらされることによって冷やされ、
さらには部屋の空気をその床で冷やし続けるという悪循環になっていることにあります。

フローリングに結露が発生する原因

次に、フローリングの結露についてですが、その原因は床冷えと切り離して
考えることはできません。

まず、結露の発生原理について考えてみたいと思います。

フローリングの結露

空気には温度が高いほど水蒸気を多含むという性質がありますが、冬の暖房した室内の空気は外気や冷えた部屋に比べて温度が高いため、多くの水蒸気を含んでいます。この空気が冷えた窓ガラスやフローリングの床に触れると水滴になり、これが結露といわれるものなのです。

これは、空気中の水蒸気が飽和状態となる「露点温度」というものがあり、その露点温度を下回った時に、水蒸気があふれて水滴となる現象です。

結露はなにも冬だけに発生するわけではありません。夏に発生する、夏型結露というものあります。

梅雨の時期は気温も湿度も高く大気中に多くの水蒸気を含んでいます。
この高温多湿の空気が室内に入り、エアコンなどで冷やされたフローリングに
触れても結露は発生するのです。

フローリングの床冷えと結露の解消方法

■床冷え対策
さて、フローリングの床冷えの対策方法としては一にも二にも断熱という
ことが大切なのはいうまでもありません。
ここでは床の断熱にポイントを絞って考えてみたいと思います。

床の断熱については、床下に断熱材を入れたり、床暖房にするということが最も効果的なのですが、施工費や設備費が高額となることや、住宅が賃貸マンションであったりすると、現実的な対策法とはいえません。

そこで、あまり費用かけず効果のある方法を紹介いまします。フローリングの上にコルクマットを敷くという対策方法となります。

なぜコルクマットなのかということにはちゃんとした理由があります。

住宅の断熱材には多くの種類がありますが、主な素材としては、グラスウールのような無機繊維系、ウレタンフォームのような発砲プラスチック系、また、コルクのような自然系のものがあります。

これらが断熱材として利用されるのは熱伝導率が低い素材だからなのです。
そして、もう一つの条件が、素材の内部に無数の気泡をそなえていて空隙率がとても高く、
熱伝導率の低い空気を多く含んでいることなのです。

その点でコルクマットは、熱伝導率が極めて低いコルクを表面に使用し、
裏面にはEVA樹脂という、ポリエチレン樹脂発泡体を使用しているため、
断熱性がとてもすぐれているのです。

フローリングの上にコルクマットを敷くことで、床下からの冷たさと、
部屋の下にたまった冷気を遮断し床冷えという悪循環を断ち切ることができるのです。

コルクマットを敷いただけで室温が1℃以上も上がる防寒の効果があり、
なによりフローリングのような凍るような冷たさとは無縁となり、冬でも
スリッパなしであるけるほどの温かさを感じることができます。

■結露対策
次に、結露の対策となりますが、基本的には床冷え対策として、
コルクマットを敷くことによる断熱効果でフローリングの冷えが解消されるため、
結露の発生も同時に解決されます。

しかし、もし心あたりがあるなら次のことを検討してみてください。
それは暖房器具についてです。
結露が発生して困っている場合、ファンヒーターやストーブなど、
室内燃焼タイプの暖房器具をお使いではないでしょうか?

室内の空気を燃やして熱を発生させる暖房器具は、空気を燃やす時に
水蒸気を発生させます。これがやっかいな結露の原因となるのです。
これらの暖房器具を使うのを止めるだけで状況が大きく変わります。

おすすめなのはエアコンです。電気代が気になるということもあるかも
しれませんが、最近の省エネタイプのエアコンは、むしろファンヒーターよりも
暖房費としては安くすみます。

エアコンは室内の空気を外に排気しますが、その時に水蒸気も排気といっしょに
でて行くので結露にはとても抑止効果があります。

ただしその分、室内は乾燥するので、できることなら加湿機能がついているものが
おすすめです。結露が発生しない適度な湿度を保つことができるので重宝すると
思います。

このように結露の発生には湿度がとても大きく関係しているのですが、
コルクマットには、コルク内部の気泡が調湿機能と吸湿機能を果たして
結露の発生を抑制するといううれしい効果があるのです。

以上のように、フローリングの床冷えと結露の対策としては、コルクマットは
とても適したものといえます。ぜひお試しください。

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暖房器具エコランキング

冬の寒い季節になると一番気になることは暖房費についてではないでしょうか?
また、マクロの視点では環境面からCo2排出量も気になるところです。

暖房器具にはいろいろな種類のものがありますが、部屋全体を暖めるのに効率的な
エアコンや床暖房が快適で最近では人気です。
そこで、暖房費、Co2排出量、快適性のそれぞれの観点から暖房器具を比較してみました。

エアコンは優れた省エネ性能

一番人気のある暖房器具といえばエアコンですが、最近では経済的なことやエコを考慮された
高効率タイプのものが人気となっています。

エアコン

高効率エアコンとは、一言でいうと従来のエアコンに比較すると、
電気使用量が約30%以上も節電できるエアコンということです。
つまりその分暖房費が安くなります。

経済的な観点からすると、高効率タイプのエアコンが他の暖房器具と比較して最も経済的といえます。

また、環境面からも高効率エアコンはヒートポンプを使用しているためエネルギー使用量が少なく、Co2排出量が少ない優れた暖房機器です。

ヒートポンプとは少ないエネルギーで、空気中の熱を集めて熱エネルギーに変えて
利用する省エネ技術のことです。
ヒートポンプは使用したエネルギー以上の熱エネルギーを得ることができるため、
とても効率のよい方法です。またCo2排出量も大幅に削減できるため地球環境に貢献します。

数年前から、トップランナー方式が導入され、全メーカーの中で一番省エネ性能が
優れた数値以上の水準に目標を定めて、各メーカーが競っているため、
年々エアコンの性能も向上しています。

このように、最近のエアコンは省エネ性がとても高く、上手に使うことでオールシーズンを通じて
エアコンだけでも快適に過ごすことができます。

また、省エネという観点からエアコンを選択する時の一番の着目点としては、
「APF値」というJIS規格である、通年エネルギー消費効率の数値です。
この数値は、エアコンの1kw当たりの冷暖房能力を表しているので、
大きいほど効率よく省エネ性能が高いことを示しています。

エアコンはフル稼働で運転するよりも、50%程度の運転状態が省エネ性能が
一番高くなるため、部屋の断熱や気密対策などもしっかりとし、フル稼働を避けることが
上手な使い方といえるでしょう。

ランキング

快適性なら床暖房

また、エアコンに次いで人気の床暖房についてはどうでしょうか。
暖房器具においては、ヒートポンプ式以外のものはエネルギー消費量が多く
暖房費も高くついてしまいます。

床暖房についても、電気ヒーター式のものがあり、設置時の設備費は比較的安い
のですが、燃料費としてのランニングコストはとても高くつきます。
一部屋だけに導入する場合や、使用するのが短時間の場合以外は避けた方が無難です。

床暖房はエアコンに比較するとランニングコストは割高となりますが、
それでも床暖房を選ぶという一番の理由は快適性ということではないかと思います。

床暖房

多数の人が感じる快適性のひとつに空気が動かないということがあります。まさに床暖房の特徴がそこにあります。また、足元が温かいということについても快適に感じることの理由といえます。

床暖房は、室温がそれほど高くなくても、足もとからじんわりとぽかぽか温かく、部屋全体の空気の温度を均一に保つという快適性ということでは優れた暖房器具です。

ただ、床暖房は部屋全体が暖まるまでには時間がかかります。
そういう意味では暖房器具として床暖房単独のみということは難しいと思います。

部屋の空気が冷えている場合の初期暖房についてはエアコンでカバーし、
ある程度室温が上がった後、床暖房に切り替えるといった使い方が上手な使い方です。

また、最近はエアコン付ヒートポンプ式床暖房という、エアコンと床暖房が一体化した
暖房設備が登場しており、温まるのが遅いという床暖房のデメリットを、
エアコンのスピード暖房でカバーししかも省エネということで快適性という面では
理想的な設備となっています。

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冬に暖かく夏は涼しい家のキホン

冬に暖かく、夏は涼しいエコ住宅というものは、
省エネや環境問題がピックアップされる現代においてはひとつの理想です。

地球温暖化の影響により、真夏には極暑日が続き、反対に冬は厳冬といった
季節で温度差が激しい気候の中で冷暖房器具の使用は避けられませんが、
できることならなるべく自然の力を生かして快適に過ごしたいものです。
そこで自然の力を利用した、冬に暖かく夏は涼しい家を考えてみたいと思います。

冬暖かい家のキホン

冬に暖かい家にするために一番防寒効果があるのは、とにかく断熱をすることです。
室内の熱が逃げる場所は外壁、屋根、窓、床の四カ所ですが、そこから熱を逃がさないように
伝わりにくくすることが断熱ということになります。

部屋の断熱

家の断熱性を高めることに伴い、同時に保湿性も高まるため、わずかの暖房で室温が上がりその温度を保持できるようになるのです。

年間を通じて暖かい気候の沖縄などの地域を除くと、家庭での消費エネルギーの中で一年のうち消費が多い量として上位を占めるのは暖房エネルギーです。

省エネと節約という点からも、できるだけ少なくすることがのぞましいことです。冬の間、暖かく快適に過ごすためにも断熱ということをしっかり考えたいものです。

住宅の断熱性の基準のめやすとしてQ値(熱損失係数)というものがあります。
ハウスメーカーのカタログを見ていると目にする数字ですが、
このQ値は熱の逃げやすさを数値化したもので、この値が小さいほど熱が逃げにくい
ことを示しています。
つまり、Q値が小さければ住宅の保温性や保湿性が高く冬に暖かい家の目安となるのです。

暖房をしているのに窓のそばや隅に行くとひんやりした空気を感じるのは、
窓、壁、床や天井の表面温度が冷えて低くなっているからに他なりません。

室温が高くても部屋の断熱が悪いと実際の体感温度は低く感じてしまうことがあります。
しっかりと断熱を考えましょう。

夏涼しい家のキホン

冬においては断熱が大切となりますが、それでは夏はどうでしょう。

夏にできるだけエアコンの使用を控え涼しく過ごすためには、
いかに日射を遮るかということが大切となります。
強い夏の日差しの影響はとても強く、風通しをよくするだけでは
暑さをやわらげることはできません。

窓のすだれ

夏は、できるだけ室内に日射しが入ってこないような工夫を考えます。
しっかりと日射をさえぎる工夫がなされているといないとでは
暑さはかなり変わってきます。

まず、最も日射をさえきることが必要な場所は窓です。
窓の外側で日射しを遮るのが基本となり、
外付けブラインドやひさしをつけることはとても効果があります。

また簡単にできることとしては窓の外にスダレをかけたり、植物を利用した緑のカーテンをを作ることです。
植物の効果は窓のそばに植木やつるものの植物を植えることで、
木陰をができ地面を冷やすことができ、カーテン状の葉は蒸散効果で温度の上昇を抑えます。

窓の次に重要なのが屋根と外壁で、冬と同様に断熱剤などで断熱性を高めることで
日射の遮へい効果が期待できます。
このように昼間はできるだけ日射を遮っておき、部屋にたまる熱を
少なくしておくことが大切です。

また夏においては、風通しをよくし、外の気温が下がってきた夜に涼しく過ごす
工夫が大切になります。

一番重要なことは、風の通り道として入り口と出口を考え、夏の夜風が
うまく通り抜けることで、室内のこもった熱を外にだしてくれるようにすることです。
熱気は部屋の上の方に滞りやすいため、天窓などがあればうまく排出することができます。
風をうまく利用して熱を外に逃がしましょう。

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心地よいリビングづくり

新築やリフォーム時のリビング作りをするにあたって壁紙やカーテンなどの
インテリアを考えるのは楽しみの一つです。
色や柄よって部屋の雰囲気が全く違うものになります。
そこで、心地よいリビングづくりについて考えてみたいと思います。

リビングの壁の色について

リビング

最近は生活様式の西洋化に伴い、壁紙も綺麗な柄のものが豊富に選べるようになりました。しかし心地よいリビングという観点からは、できれば壁紙は無地か無地に近いものがおすすめです。

リビングは家族全員がくつろぐ場所であり、お客様を招きいれる場所になります。色には人それぞれ好みもあり、部屋のベースになる壁紙が派手な色や柄ではみんなが落ち着く空間とはなりえません。

また、リビングの雰囲気を作るものには、カーテンや家具類、その他置き物など様々なものがあります。
それらのものは、自分が好きな色のものを購入してしまいがちとなります。
統一した配色でのコーディネートができればいいのですが、なかなかそうもいきません。

特に鮮やかな配色でリビング全体が統一されると落ち着かない空間となってしまいます。
ここは、壁紙は背景と考えて、おとなしい無地系とし、その他のものの引き立て役としたほうが
くつろげる場所となります。

リビングの床選び

リフォームの一つの目的として部屋の雰囲気を変えるということがあるでしょう。
特に面積の大きい壁紙を変えることはその目的をかなえるのに有効ですが、
床を変えるということも、雰囲気を変えるためのリフォームの一つです。

また、雰囲気だけではなく、素材を選ぶことにより階下への防音につながったり、
足の冷えを防止したりと、生活の快適性が向上するといった効果も期待できます。
このように床は、私たちの暮らしの居心地という部分に大きくかかわっています。

最近ではとても人気のあるフローリングに使われる床材には、無垢材と合板の二種類があります。
天然の無垢材は、見た目も触れた感触もナチュラルで、使えば使うほどに味わいが出るのが特徴です。

自然素材である無垢材は、昨今、問題とされるシックハウスの原因となる
ホルムアルデヒドとは無縁で、人にやさしい快適な環境をつくってくれる床材です。
しかし、メリットばかりではありません。手入れが面倒であったり、床暖房には向かない点など
デメリットの部分もあることは否定できません。

比較する床材として合板があります。価格が安いというのが魅力の一つですが、
板を張り合わせるための接着剤にホルムアルデヒドなどの有害物質が含まれていたり、
合板の中で直射日光が当たると表面が剥げたようになるような弱さがあったり、
それを補うための、ウレタン塗装やUV 塗装されたものも安全上問題があります。

無垢材と合板を比較して、大きく違うのは足触りのやわらかさです。
触れるとはっきりとわかるほど無垢材の方が暖かみがあります。

リビングにコルクマットを敷いたイメージ

さらに暖かみを求めるならコルクマットがおすすめです。
コルクマットはとてもソフトな弾力性や暖かみのある感触が人気の床材です。

とくに高齢者のがおられるご家庭では、床が硬いと思う以上に疲れることがあるので
配慮が必要です。

床を替える場合、現在の床を剥がしてすべてを取り替えるのは大がかりな工事となります。
しかしコルクマットなど、床の上に敷くだけであれば簡単にリフォームが可能です。
コルクマットは女性でも敷くことができるお手軽リフォームといえるでしょう。

床はリビングを占める面積の割合が大きいため、床の色や柄は部屋の雰囲気に大きな
影響を与えます。

フローリングなどでも暗い色にすると照明の明かりを吸収してしまうため、
その分リビングが暗くなってしまいます。
また、床の色が濃いとホコリが目立ったり、床の色に対して家具の色が明るすぎるといった
色の差が大きい場合、家具が安っぽく見えるといったデメリットがあります。

濃い色よりは薄い色を選んだ方が、リビングが明るく感じられ、
家具との相性がよいため、部屋が広く感じられるというメリットが多いでしょう。

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シックハウス症候群とは

シックハウス

新築やリフォームしたての家に住みはじめて間もなく、アレルギー性鼻炎のような症状や、目がチカチカしたり喉のイガイガ、さらに症状が進むと頭痛やぜんそく、アトピー性皮膚炎が悪化するなど、いろいろな症状が出てくることがあります。

これがシックハウス症候群で、新築病ともいわれるものです。

新築病といわれる所以は、新築やリフォームした後の家やマンションで生活をはじめてから症状がででくるところにあります。
おもに1~2年後に発症することが多いようです。ただ注意が必要なのは、何年も生活した後に症状が出てくる人もいるため、
シックハウス症候群とは気が付かないことが多い点です。

逆に、新築のマンションに引っ越しをして数日で頭痛などのシックハウス症候群の
症状が出た、子供部屋の模様替えで壁紙の張り替えをすると一週間くらい後に、
子供に喘息の症状が出たなどの、わずかの短い期間での発症例も多くあります。

いずれも実家に戻ると症状が治まった。その子供部屋を使わないようにして、
十分な換気をすると症状が治まったというように、
明らかにシックハウス症候群であることが判断できるケースです。

一般的に私たち人間は、室内で過ごす時間が一日のうち約80%にもなります。
その生活空間が有害な化学物質で汚染されていると考えると恐ろしいことです。

住宅に使われる多く使われる多くの合板は、防腐剤、防カビ剤、防虫剤などで
処理されているものです。また畳でさえも、ダニの発生を防ぐための有機リン系の
殺虫剤を含んだものが縫いこまれているのです。

このような有害な化学物質が徐々に少しずつ室内の空気に放出されており、
しかもそれが長期間にわたって続くということがシックハウス症候群を
引き起こす原因になるのです。

化学物質過敏症が発症するメカニズム

よくシックハウス症候群と比較されるものに化学物質過敏症があります。
この二つはよく混同されることがありますが、一応分けて考えられるものです。

シックハウス症候群が進行すると化学物質過敏症となるケースが多く、
また逆に化学物質過敏症であると、シックハウス症候群の症状がでる可能性が高いため、
この二つは密接に関連しています。

しかし、化学物質過敏症になる原因の50%以上がシックハウス症候群だとの
報告もあるため、シックハウス症候群は化学物質過敏症の最初の段階の症状で
あるといえるかもしれません。

「化学物質過敏症≧シックハウス症候群」このような関係にあります。

化学物質過敏症は、これぐらいなら大丈夫というような、
アレルギーを引き起こさないような極々微量の化学物質に長期間さらされる
ことにより引き起こされる症状です。

頭痛や吐き気、咳や喉痛、体がだるいなど、現れる症状も様々であるため、
本人が化学物質過敏症と自覚できないケースも多いのです。
そうなると、ただ単に疲れや風邪のせいと考えられがちで、
まさかそれが化学物質に原因があるとは思わず、原因となる物質の特定も難しくなるのです。

今や化学物質過敏症の症状を持っている人口は拡大し、
何らかの症状がある人は日本でも10人に一人ともいわれています。

化学物質過敏症の発症メカニズムは、人間をコップに例えて説明されます。
水道の蛇口がゆるんでポタポタの滴り落ちる水をコップに受け止めるように、
微量の有害物質は、人間の体に徐々に蓄積されていきます。

一定量までは受け止めることができますが、その人のキャパシティを超えた場合に
いろいろな症状を引き起こします。しかも一旦発症すると、その後は極微量でも
体が反応するようになります。

あなたは大丈夫ですか?

自分は化学物質過敏症に無関係だと思っていないですか?
よく似たものに花粉症があります。
現在、日本では30%もの人が花粉症になっているといわれていますが
自分とは無関係と思っていた人が、ある日突然、花粉症を発症してびっくり
することが多いのではないかと思います。

同じように、化学物質過敏症も表面上は全く影響を受けていないと思っていても
有害な物質に汚染されている環境で暮らしていると、体に蓄積されていっている
ということなのです。

そして症状が出た時はすでに遅しで、かなり進行しているケースが多いのです。
今、自覚症状がないとしても一度住宅環境を見直し、必要であればエコリフォーム
することも検討することも大切です。

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エコリフォームの心得10カ条

今まで、体の健康を考えてリフォームを考えるということは少なかったのではないでしょうか。

これは、主に建築業者側にそのような発想がなかった点と、
建材メーカーにもエコ素材を扱うところが少なかった点に起因します。
また顧客側でもエコ素材に関心がなかったこともあります。

エコリフォームの必要性

リフォームは新築とは異なり、人が生活したまま工事を行うことが多いため、
建材に有害な物質が使われている場合、住んでいる人の健康に悪い影響を
与えてしまうことは怖いところです。

昨今のリフォームブームの中でも、内装や外装のデザイン上の綺麗さや、
生活上のいかに使いやすいかという利便性は求めても、健康に安全な建材を
使うことに大きな関心がなく求めていなかったところがあります。

そのような状況の中で実際に新築やリフォームをきっかけにて、
健康を害する人が出てきてシックハウスという問題が表面化し、
国による有害物質を規制するエコ基準が設けられました。

これが平成15年に導入された建築基準法によるシックハウス対策規制です。

しかし、法で規制されたとしても安心はできません。
有害な建材により健康被害を受けるのは私たちです。建築業者に全てをまかせるだけではなく、
私たち一人ひとりが自衛手段としてエコ建材に関心を持ち、知識を身につけることが大切です。

エコリフォーム 10の心得ポイント

そこで、リフォームを考える上で大切な10の基本的なポイントをまとめてみました。
エコリフォームは、天然の自然な素材、安心な素材を使うということが基本となります。
自然な素材だからすべてが無害というわけではありませんが、
ほんとうに安心できるエコ素材をを自ら選ぶということはとても大切になります。

その1.床・壁・天井の面積が大きい箇所からエコ素材に変える

住宅の中で、一番大きな面積の箇所は床・壁・天井などです。
もしその部分に塩化ビニールのクロスが張られていたら、
まずその部分をはがしてエコ素材に変えることが大切です。

リフォーム

一度に全てを変えることは難しいくても、予算と相談しながら今年は壁、
次の年は天井というように、よく使用する部屋から優先順位をつけて、
順番に変えていけばいいのです。

壁を変えるだけで部屋の空気が違ってくるとこが実感でき、
もしすでにシックハウスの症状がでている場合なら、そこに原因があった場合、それだけで症状が治まることも考えられます。

壁を天然の木材や土壁、あるいは天然の壁紙に変えることで、
マイナスイオンが発生するということもあるため、ただ単にマイナス要因を
取り除くといった意味だけではなく、プラス要因になるのでおすすめです。

ただ注意したいのは、塩化ビニールのクロスを剥がした後、
その下の接着剤からホルムアルデヒドなどの有害物質が出てくるので、
お子様やアレルギー性の症状がある家族がいる場合は、
施工中は一時的に親族のところへ退避したり、旅行中に施工するなどの考慮も必要です。

その2.有害度の高い塗料や接着材は天然系に変える

塗料

ペンキやラッカーなどの油性塗料には、人間の中枢神経に影響のある
有機溶剤が含まれています。それよりも比較すると安全性の高い水性塗料を使用するか、天然の塗料を使用することが望ましいのです。

また仕上げにはニスよりも、蜜ロウなどの天然系のワックスを使うなど、
天然の自然素材の有害物質が含まれていない塗料や接着剤を使用することです。

その3.本物の畳に変える

タタミ

一般的に、大量生産された畳は有害な物質を多く含んでいます。
普通に流通している畳は、これらの化学畳といわれるもので、本物の畳ではありません。
ここでいう本物の畳とは、町の畳屋さんでつくられる国産わら100%の畳のことです。

本物の畳は100年も使い続けることができるともいわれています。
畳は日本文化の象徴である部分もあります。
本物の畳を使うことで、よりよい日本文化を継承することにもつながります。

その4.家具類を本物志向のものに変える

家具

エコリフォームを進めていくと、家具にも気をつかう必要が出てきます。家具には揮発性有機化合物の基準がないため、建材ほど規制が厳しくありません。そのため、多くの家具が塩化ビニール系の材質や合板を使用しているため、たくさんのホルムアルデヒドが発生しているのです。

値段が安く、大量生産などコストを抑えた家具は、住宅の建材では使うことが
禁止されているような合板が使われています。
また、高級家具においても合板は使用されていることがあるので注意が必要です。

普段から家具を見る目を養い、すぐに買い替えることはできなくても、
次に購入する時には、ぜひ天然素材で作られた安全な家具を選びたいものです。

その5.カーテンやじゅうたんを天然素材にする

ある意味で一番手軽で簡単にできるエコリフォームとなりますが、
カーテンやじゅうたんを変えたり、床にコルクマットを敷くなど部屋の
模様替えを兼ねて天然素材にすることをおすすめします。

カーテン

天然素材のカーテンとしては、麻のリネンカーテンや、
木綿のコットンカーテンなど、値段も安く、デザインもおしゃれなものが
数多くあります。

カーテンを変えたり、床にコルクマットを敷くだけで部屋の雰囲気も
ガラッと変わるなど、インテリアとしての効果も大きいですが、
部屋の空気も変わってきます。アレルギー性鼻炎、ぜんそくなど
アレルギー性の症状がある方は早めに変えてみることをおすすめします。

その6.家に愛情を持って育てていく

愛情

エコリフォームのきっかけそのものは、健康のためとシンプルなものだとしても、実際にリフォームをしてみると、その価値がよくわかってきます。

車の好きな人は自分の車を子供やペットのごとくこよなく愛し磨き上げるように、家も同様に愛情を持って磨いていけば、期待以上の効果をもたらしてくれます。

エコリフォームを進めていくことは、健康によいことはもちろんですが、
財産である家の寿命を伸ばすことにもなり、マクロ的には地球の
環境を守ることにもつながっていくのです。

その7.住宅としての価値を高める

何年か後には、もっと中古住宅というものが価値を持つようになってきます。
エコ対策として本格的にエコリフォームを施した住宅は、その価値が認められるはずです。

そのためには、すこしずつでも手を入れて住宅の価値を高めることが大切です。
一戸建てでもマンションでも、天然素材を使った住宅と、そうでない住宅では、
住んだ時に歴然とした差がでます。
それは健康価値や環境価値の差ともいえるのです。

その8.五感を使ってエコ素材を見極める

現在は多くの天然のエコ建材や素材が販売されています。
しかしすべてのものが自分に合うとはかぎりません。

実際に実物を自分の目で見て、触れてみてエコ素材を見極めることが大切です。
天然の素材だとしても、自分の体質や感性にあわないものもあるため、
ショールームに足を運んだり、時には見本を送ってもらたりして確認することが必要です。

普段から本物を見極めることを意識していると、簡単に偽物を見抜くことが
できるようになってきます。

その9.専門家に相談したり情報収集をする

まず、一番にエコリフォームに詳しい専門家に相談してみることをおすすめします。
自分に知識があまりないうちは、どんなエコ素材がいいのかなかなか判断がつかないものです。
また情報収集のために専門的なエコリフォームについての書籍を読むこともおすすめです。

その10.信頼できるリフォーム業者をパートナーにする

パートナー

リフォームをする段階で一番重要になるのが、信頼できるリフォーム業者を選択することにあります。
これは実際に数多くのエコハウス施工の実績がある業者ということになります。実績とその世間の評価が信頼につながります。

リフォームを段階的に進めていくこともあると思います。
その際に大切なことは、信頼して継続して依頼できるパートナーとしての
リフォーム業者となるわけです。
その信頼関係は自分で簡単なエコリフォームをする場合にもアドバイザーと
なってくれるはずです。

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健康な暮らしは住環境から

住環境

人の健康に影響をするものは大きく分けて体調、細菌やウイルスといった微生物、住環境の3つです。そのうち、毎日の生活の中で大きな変化がないものが住環境です。

近年においては住宅の気密性が高くなり、エアコンなど冷暖房など空調設備も完備され、一定の温度と湿度で調整されており、そういった空間が快適だと多くの人に信じられています。

しかし、その空間が有害な物質で充満していたらどうでしょうか?その住環境で生活していると当然のことながら、健康に悪い影響を受けてしまいます。

一般的には多くの人が1日の内の90%を室内で過ごしているといわれています。
しかし意外なことに室内の空気は外の空気に比べると、一酸化炭素、二酸化炭素や、
有害なホルムアルデヒドやパラジクロロベンゼンなどの濃度が高いのです。

タンス

ホルムアルデヒドの室内での主な発生源は合板です。合板は普通に家具に使用されていますし、住宅の中でも一番面積の大きい床や壁、天井などにも使われているケースがあります。特にフローリングに合板が使用されている場合、部屋の空気は床から上がってくるため要注意です。

また、パラジクロロベンゼンとは聞きなれない言葉ですが、タンスや衣類収納ケースなどの衣料用防虫剤として、一般的に家庭で使用されているものです。

部屋の空気中にこのような有害な物質が増えると、人の健康に悪い影響を与えることは
避けることができません。

空気の汚れに全く無防備な人間

空気中に含まれている物質は、呼吸により肺からはもちろんのこと、
皮膚や粘膜、消化器からも吸収されます。しかし吸収の量や早さに関係するのは、
空気に触れている体の部分の表面積なのです。

人間の皮膚の体表面積は約1.7㎡でたたみ1畳くらいの広さに対して、
肺胞の数は3億個もあり、その表面積は70㎡と、体表面積の約41倍もあります。
そして呼吸によって肺に取り込まれる空気の量は、平均的な成人の場合では1
万5千リットルもの肺胞換気量で、重さは約20キロにもなります。

もし空気中に防虫剤のパラジクロロベンゼンが100ppb含まれていた場合だと、
半日では肺の中に9ミリグラムが取り込まれます。
体重が60キロの人の場合では、体重1キロあたり0.15ミリグラムという量になります。
この量は、パラジクロロベンゼンの1日あたりに摂取許容量が体重1キロあたり
0.1ミリグラムだといわれているので、半日の呼吸でその摂取許容量を超えてしまうことになるのです。

allergy

そして、さらに怖いことに、パラジクロロベンゼンという物質は脂肪に溶けやすいという性質があり、人間の肺の表面は約9割が脂質でできているため、化学物質を取り込みやすいのです。今まで、空気のきれいなところで生活してきた人にとっては、空気の汚れということに意識がいかず全く無防備になっているのではないでしょうか。

空気の汚れということに深刻に考える必要がある理由は、
食事などで腸から吸収したものは肝臓の解毒作用によ浄化されて体に運ばれますが、
肺の場合は、そのままストレートに体に運ばれてしまうことです。
つまり、肺から吸入する空気中に含まれる有害物質は、微量であったとしても
何らかの症状を起こす可能性が高いからなのです。

こんな症状がある人は要注意!

シックハウス

近年では、省エネルギーということが取り上げられ、住宅の断熱性と気密性が大切だということがいわれるようになりました。しかし、その住環境から病気を引き起こすことが多くなり、シックハウス症候群という言葉も有名になってきました。

シックハウス症候群として特徴的な4つの症状を上げてみました。
こんな症状がある場合は、自宅や職場の住環境を疑ってみる必要があります。

■なぜか室内にいると体調が悪く、屋外にいると体調がよくなる。
■旅行や出張、入院など、長い期間、自宅から離れると体調がよくなる。
■花粉症、ぜんそく、頭痛、湿疹などのアレルギー症状やイラつきなどの症状が外出すると回復する。
■冬の時期など、室内にいる時間が長いといろいろな症状が悪くなる。

本サイトでは省エネ問題や環境問題、特に住環境の問題についてピックアップして
取り上げています。
しかし、家庭での省エネ対策を考え断熱性や気密性を高めると、住環境が悪化し、ともすれば
省エネと住環境が相反するものになるケースが発生するといった矛盾が生じることがあります。

本来、省エネ問題も住環境も、私たちが健康に暮らすために考えられるべき問題です。
二つの問題の両立を考えながら、快適な住環境にすることが大切なのです。

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省エネ問題と住環境の快適さの両立天然素材で赤ちゃんにやさしいコルクマット


家庭でできる省エネワンポイント!

省エネ

省エネに関しては、ただ単に節約ということだけではなく、地球温暖化などの環境問題という観点からも、今たいへん必要とされていることです。

手軽に取り組むことができることとして、まず家庭での省エネから始めることが大切です。一つの家庭では小さなことでも、多くの家庭が省エネに取り組むことで私たちは環境問題に大きな貢献ができるのです。

そこで、今すぐ簡単に家庭でできる省エネのワンポイントを紹介したいと思います。

待機電力を省エネ

待機電力とは、家電製品のスイッチを入れるとすぐに使えるように、
いつも流れている電気のことです。

家の中にはテレビやHDD・DVDレコーダーなどのAV機器を始め、
電気のプラグをコンセントに差し込みっぱなしのものがかなりあります。

給湯器

その中で、気になる待機電力の大きな機器のワースト3は、3位がHDD・DVDレコーダー、2位がビデオデッキ、そして、1位が給湯器となっています。数多い電気製品の中で給湯器が1位というのは意外ですが、
ガスや灯油を使うため関係が無いと思われ盲点になっているのかもしれません。
しかし特に冬場などはすぐにお湯を使いたいため、
一日中つけっぱなしという家庭は多いのではないかと思います。

一般的に家庭で使われている家電製品のうちで、使用する時だけコンセントに
差し込む掃除機やアイロンなどは別として、家電製品の約80%ぐらいが待機電力を使用していて、
その電力消費量は、使用している時も含めた全消費量の約10%にもなるのだそうです。

最近は省電力をうたい、主電源を切ると待機電力も切れるものや、
待機電力を全く消費しないものなども増えてきていますが、
一般的には家庭で年間一万円程度の電気代がかかっているといわれています。
年間で考えると費用もバカにならないばかりか、全家庭の電気使用量を考えると
全体ではかなりの量になります。

そう考えるとなんとか待機電力を節約したいものです。
AV機器などは時間予約をする場合、切るのは難しい面もありますが、
給湯器は必要な時だけスイッチを入れる気遣いは簡単にできます。
また、コンセントに電気製品を差したままで待機電力をカットできるという
便利な省エネコンセントもありますので、使用してみてはいかがでしょうか。

保温機能を省エネ

次に炊飯器や電気ポットなどの保温機能があります。
炊飯器や電気ポットの場合は保温機能といえども、使用状態であるため待機電力とは違います。

炊飯器

そこで、どれだけ保温状態が必要で活用しているかということ考えてみる必要があるます。例えば炊飯器です。朝まとめて炊いて炊飯器で保温する場合と、保温はせず必要の都度、電子レンジで温めなおすのとどちらが省エネなのでしょうか?

結果としてはまとめて炊いて、そのあとはラップ保存し、必要の都度、
電子レンジで温めなおす方が電気代としては、一日保温する場合と比べて半分程度になるようです。
これだけでも年間の電気代は約1300円程度制約でき、
環境面でもCo2削減量は約27Kg程度の削減できるのです。

電気ポット

電気ポットの場合も同様です。どのくらいの頻度、熱湯を必要とするかにもよりますが、食事の時の3回程度であれば、一旦沸かしたあと保温状態を維持し、必要な時に再沸騰させる場合に比べて、一旦スイッチを切り必要時に再沸騰させる方が、年間の電気代は約3000円程度制約でき、Co2削減量は約48Kg程度の削減できるのです。

このように保温機能を使用しないということが省エネにはとても有効なのです。

床暖房を省エネ

今、新築するなら設置したい設備として人気のある床暖房です。
冬の部屋が冷える時期においても、足元からポカポカと暖かく、床だけではなく
部屋の空気がふんわりと暖かくなります。

その分、電熱暖房やエアコンなどの空気暖房の使用を減らすことができ、
他の暖房器具に比べると光熱費が低いこともあって、床暖房自体が省エネだといえるかもしれません。

また、最近はエアコンと床暖房を一体化したものなども登場し、
冷えた部屋の暖房開始時はエアコンで素早く暖め、その後は床暖房だけで部屋の温度を
調整するといった使い方ができるようになりました。
ヒートポンプ式のものは燃焼しないので有害物質も発生せず環境にやさしい面も
すぐれていると思います。

しかし床暖房に関しては、まだまだ贅沢品という世間の認識もあり、
ライフスタイルとしても甘やかしすぎの感も否定できません。

省エネという観点から、もっと大切なことは部屋の開口部の断熱や、
壁や床に断熱材をいれたりすることです。
特に住宅の開口部の窓には複層ガラスを導入すれば、ふつうのガラスに比べると
2倍以上の断熱効果が見込めます。

床に敷く

また、床には床暖房ではなく、コルクマットを敷けばフローリングの凍りつくような冷たさは避けられます。コルクマット自体の断熱効果がすぐれているため、冬に裸足で歩いても冷たさを感じないことに驚かれることと思います。

暖房器具の導入は暖房という点ではプラスですが、省エネという点ではマイナスになります。それよりおすすめしたいのは、住宅の暖房にマイナスに働いて室温を下げてしまっている点を改善するという防寒対策です。

以上のように、生活の中のちょっとしたアイデアや気づかいで、
私たちも省エネに取り組むことができるのです。

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家の中の化学物質が危ない

新築した家は独特の匂いがしませんか?
これらの新しい建材から発生する化学物質の匂いで、体にとっては有害なものなのです。

家の中にはこんなに危険な有害物質がある

中でも特に有害なものがホルムアルデヒドといわれるものです。
合板や建材を張り合わせる時の接着剤に含まれているのですが、
水溶性のホルマリンは消毒や防腐材に使われる劇薬の一つで発がん性も認められています。

有害な資材

また、壁紙を張る時に使用する接着材や塗料には可塑剤やトルエンが、さらに、内装材や畳の防虫剤、防腐剤には毒性の高い有機リン系の殺虫剤が含まれています。有機リンにも強い毒性があり、視力や免疫力の低下の原因になることがあります。

ホルムアルデヒドは建材の中でも接着剤の防腐剤や壁紙の糊に含まれますが、空気や水蒸気を通じて揮発する性質のものです。
そのため刺激臭を感じたり目がチカチカする他、頭痛やのどの痛みや、
もっとひどい場合は吐き気がしたりという症状を引き起こします。

畳の防虫剤としてダニの発生防止に使用される有機リンは発がん性があり、
劇薬に指定されている農薬です。これも頭痛や吐き気の原因となります。
塗料に含まれるトルエンやキシレンは中枢神経を麻痺させる症状を引き起こします。
その他、ヒニールクロスに使用される可塑剤も発がん性が認められています。

同じ家に住んでいる家族の内でも、体質の違いもあり症状の出かたには差があります。
今、症状が出ていないからといって有害な化学物質の影響を受けていないわけではありません。
微量でも毎日、体に蓄積されていくことで症状が出ることもあります。

また、今、症状が出ている場合は軽い症状であっても放っておくのはとても危険です。
体に一度でもなんらかの症状が化学物質で出たことがある人は、
その後わずかな化学物質に触れただけでも症状がでる「化学物質過敏性」になることがあるからです。
長い年月をそこで過ごす家であるからこそ、できるだけ化学物質を使わない、
また減らすためのケミカルフリー対策を考える必要があります。

新建材は施工が簡単でコストが安いという理由で使われてきました。
昔ながらの日本の住宅では通気性も良く、化学物質が含まれない建材を使用していたので、
健康的な住宅であったといえます。

ところが近年住宅技術が高くなり、気密が高い住宅がつくられるようになったことが、
通気性が悪くなり、逆に化学物質が室内にこもるような環境となってしまいました。

有害物質は徐々に健康をむしばんでいきます。
0.1ppmkホルムアルデヒドが揮発している部屋に5年生活を続けると、
1万人に一人の割合で発がんするともいわれています。
この事実は化学物質が極めて危険であるということを物語っています。

自然素材の建材がおすすめの理由

自然素材は有害物質を含まないため建材として人気が高まっています。
自然な木は調湿性と保湿性にすぐれていて、抗菌や防虫効果が高いものがあります。
大きく分けると針葉樹と広葉樹になります。

また、漆喰や珪藻土も同様に調湿性と吸収性が高く注目が集まっています。
その他にも植物繊維を使ったクロスや樹脂を主材料とした自然塗料は、
塗ったあとも木が呼吸をするため、本来の木のよさを失わず、自然な色彩を楽しむことができます。

建材以外にも気をつけたいのは家具や塗料についてです。
家具につかわれている素材にも気をつけることで、室内の汚染対策は
効果が高いものになります。

タンス

家具も合板が使われているものがあるので、住宅と同様有害な接着剤や塗料が使われていないか気を配ることが必要です。

特に棚やタンスには、食器や衣類を収納するので配慮が必要です。
安価な家具は合板が使用されているため、ホルムアルデヒドが高濃度に含まれています。

ホルムアルデヒドは独特の臭いがしますが、
お湯でしぼった雑巾でふいて2~3日は家具の扉や引き出しをあけたまま日に干すと効果があります。
また購入する時はSGマークがついていることを意識して選ぶのがおすすめです。

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ハウスダスト対策でアレルギー解消!

アレルギー性の疾患が増えている

近年では、室内のアレルゲンが原因となって、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などになってしまう人がたいへん多くなっています。

アトピー

人間の体のしくみとしては体に異物が侵入すると、それを取り除こうとする抗体がつくられ免疫となります。本来は、免疫は人の体には有効に働くものなのですが、この免疫が敏感に反応してしまうことがあります。
これがアレルギー性疾患で、鼻炎やぜんそくという症状で現れます。

アトピー体質は本来遺伝的なものといわれていますが、
この体質の人のすべてがアレルギーを起こすわけではありません。
アレルギーの原因になるものをアレルゲンと呼び、体質にある免疫が過敏に反応しあい、
体調が悪くなった時などに発症してしまうのです。

アレルギーの要因となるものには様々なものがあり、原因をつきとめるには時間を要します。
遺伝の要因だけではなく、室内の環境を疑ってみるのも原因究明の早道になります。

ダニの温床となりやすい現代の高気密住宅

現代の住宅は気密性が高いため、それがかえってダニの温床となります。
気密性が高ければ湿気が室内にこもり、結露を引き起こす可能性が高くなります。

結露は室内にカビを発生させる原因となり、そのカビがダニの餌という悪い連鎖を引き起こします。
ダニは乾燥に弱いため、カビと似たような環境を好みます。
家の中で誰も使っていない空部屋というのもダニの天国です。

普段は使わないものを収納する部屋ほど扉の開け閉めが無いため空気がよどみます。
それが原因でさらにダニが繁殖しやすい環境になるのです。
使っていない物置や空き部屋の換気には配慮が必要です。

花粉やペットの毛、ダニのフンや死骸も原因となる

ハウスダストの原因はホコリや塵、花粉をはじめ、ダニやノミのフンや死骸も原因となります。

ダニ自体よりもフンや死骸を吸い込む方がアレルギー症状が出る危険性が高いともいわれます。
他にも住宅内のアレルゲンとして、カビの胞子やペットの排泄物や毛などがあります。

中でもペットを飼っている人が注意したいのは、ペットの毛や皮膚、排泄物といった
ペット自体から発生するものばかりではなく、そのペットに寄生するダニや散歩で付着してきた
ゴミや菌なども室内にばらまかれ、アレルギーの原因になります。

家の中にアレルギーの原因となるものを残さない

ハウスダストの対策で一番効果があるのは、室内のアレルゲンを減らすことです。
普段からできることは、とにかく家の中のハウスダストの掃除をすることです。

アレルゲン

ダニが発生しやすい布団や、畳などの湿気もできるだけ敷くなくするように心がけることが大切です。
ダニは湿度を60%以下にすることで死滅するので、よく晴れた日に布団を干すのは効果があります。
布団を取り込む時はダニの死骸が残っているのでよく払ってから取り込む必要があります。

また窓を開けてよく部屋の換気をすることが大切で、時には家具と隙間をあけて、
風通しをよくしましょう。

掃除機も頻繁にかけることが必要で、畳一畳分について、30秒~1分はかけるぐらいが適当です。

最近の掃除機は吸い取ったホコリを排気口からばら撒かないものが多いですが、
古い機種の掃除機だとせっかく吸引したハウスダストを排気口からばら撒いてしまう
ことにもなる場合があるので注意が必要です。

の上に、カーペットを敷くのはダニの温床になるので避けたいものです。
定期的にダニを絡めとる効果のある除去剤で退治することがとても効果てきです。

自分自身のアレルゲンの正体を突き止めよう

アレルギーの症状を感じた時は、まず実際に何がアレルギー反応を起こす
原因になっているかを突き止める必要があります。

もしアレルギーが発症した時は、すみやかに病院でパッチテストを受けて
自分が過敏に反応していまう物質の正体を突き止めることが大切です。

原因さえわかれば、それを生活の中からできるだけ取り除くという
アレルギーに対する本質的な対策が練れます。

現在では、アレルギー性鼻炎の人の7、8割、アレルギー性結膜炎の人が8割、
気管支ぜんそくの人の7割がハウスダストが原因であるともいわれています。

原因がハウスダストであることが特定できれば、ダニの繁殖を食い止めるための
室内清掃、結露やカビの発生を防ぐための換気のほか、
空気清浄器を導入したりして徹底的にハウスダストを取り除く対策をしましょう。

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