赤ちゃんと絵本を楽しもう!|読み聞かせのすすめ

赤ちゃんに絵本を読み聞かせることは、赤ちゃんの心の豊かさや成長に
つながるだけではなく、ママやパパとの大切なコミュニケーションの時間になります。

絵本の読み聞かせ

最初は不慣れで、赤ちゃんの反応もよくわからないかもしれませんが、絵本をゆったりと楽しむつもりで始めましょう!

赤ちゃんと絵本を一緒に楽しむことは、こんな3つの大きなメリットがあります。

赤ちゃんとの心のつながりが強くなる。
赤ちゃんの言葉の成長を促す。
赤ちゃんの心を豊かにする。

どんな絵本を読んだらいいの?

初めての赤ちゃんの場合、ママもどんな絵本を読んだらいいか迷うかもしれません。
しかし、最初のうちはあまり深く考えず、表紙が可愛いもので選んでもいいし、
パラパラとめくってみてママ自身が、見て絵が楽しいと感じるものを選べばいいと思います。
一番大切なことは、赤ちゃんに読んであげたいと思うことです。

部屋の一部にマットを敷いて絵本スペースを作ったりすれば、赤ちゃんと一緒に
ごろごろしながら、ゆったりと楽しめるのではないでしょうか。

まずは赤ちゃんが絵本と親しめるような環境づくりをしてあげてください。

最初は遊び感覚で

最初のうちは、赤ちゃんに絵本を読んであげてもなかなか興味を持ってもらえません。
しかし、慣れないうちはそれがあたりまえなのです。

生後0か月~2才までの間は、読み聞かせというよりは、一緒に遊んだり、話しかける
ようなつもりでいいと思います。物語そのものを面白いと思うようになるのは、
3才頃になってかなり言葉が理解できるようになってからのことです。

それまでは、理解することより、ママやパパが赤ちゃんに語りかけることが大切なのです。
たとえ反応がなくても、赤ちゃんにはしっかりと伝わっています。

次に、赤ちゃんの成長に伴っての反応の変化や、読み聞かせのポイントについて
紹介したいと思います。

ねんねのころの変化とポイント

言葉がまだわからず、絵本の内容に興味を示すのはまだまだ先のことです。
ただ、赤ちゃんは絵本を読んでくれるやさしい声を心地よく感じています。

この時期は反応がないからといってがっかりせずに、赤ちゃんとふれあうこと、
語りかける時間を楽しむようにしましょう。
そのとき赤ちゃんと同じ言葉をを使ってあげることも必要です。
つまり「ぶーぶー」とか「わんわん」などの擬音語などは赤ちゃんとの
コミュニケーションには大切になります。

また、言葉がわからなくて内容には興味をしめさなくても、
絵本の絵には興味を示すことが多いものです。
赤ちゃんに積極的に絵のページを見せてあげてください。
可愛い動物や、食べ物などの身近なものが描かれている絵本や、
色づかいがきれいな絵本がおすすめです。

おすわりのころの変化とポイント

このころの赤ちゃんは、なんでも自分の目の前にあるものを手でさわってたり、
口に入れたり、なめたりして、その存在をわかろうとします。
そういう意味では絵本も同じで、時には口でかじったり、読んであげていても
強引にページをひっぱったり取り上げられたりします。

しかしこれは絵本に興味をもっている証拠なので、まちがっても叱ったりしては
いけません。叱ってしまうと絵本が嫌いな子になってしまう可能性もあります。

この頃に大切なことは、絵本が楽しいものであるということを教えてあげることです。
絵本をかじったりするのは、あたりまえにあることなので、思う存分かじらせて
あげてください。かじっても気にならない絵本を用意しておくことも必要です。

また、さわると音がでるような絵本もあります。そのようなもので、少しずつでも
いいので絵本の楽しさを教えてあげてください。

ハイハイのころの変化とポイント

この時期になると言葉に意味があることがわかってきます。
そのためママの語りかけを言葉として認識するようになり、スポンジのように
吸収します。

そしてやっと絵本の楽しさが少しわかるようになってきます。
読み聞かせていると、やたらと赤ちゃんがページを先にめくりたがるということも
でてきます。
これは赤ちゃんにとっては楽しいことの一つの発見で、自分で絵本のページを
めくると新しい絵が出てくることに楽しさとうれしさを感じているのです。

しかし時には絵本にあきてしまうこともよくあるでしょう。
読み聞かせの途中であきてしまったら無理をする必要は全くありません。
また赤ちゃんが機嫌のいい時をみはからって読んであげてください。

あんよのころの変化とポイント

少しずつですが、読み聞かせに集中して耳をかたむけるようになってきます。
とはいっても、赤ちゃんが絵本に集中していられるのは最初の数分です。

いくつか絵本を用意した中で、自分のお気に入りのページができたらそれが
絵本を好きになるきっかけになります。
絵本が楽しいものだとわかったら、自分からママに読み聞かせをおねだりするように
なってきます。

そして自分が理解しているものを指すようになるのもこのころです。
1才半ぐらいになると、本を見て指をさして言葉を発したり、好きなものを指さして
伝えたりするようになります。

まだ絵本の内容をストーリーとしてはよく理解できませんが、絵本には物語があり
それが楽しいものであることを教えてあげることが大切なのです。

そして絵本の中と現実がつながるように

1才後半から2才代には絵本が楽しいものだと理解し、指の発達にともなって自分でページを
めくるようになってきます。
そして、今までは絵の部分だけに興味がいったり、あるページだけがお気に入りだったりと、
部分的にとらえていましたが、ひとつの物語として絵本を認識できるようになってきます。

また、自分がいる現実世界と、絵本の中に描かれていることのつながりが
わかるようになります。たとえば、実際には見たことがない動物や乗り物なども、
絵本から学習して覚えるようになってきます。

また、あいさつや着替えなどの生活習慣の絵本も理解でき好むようになってきて
絵本に書いてあることをまねをしたりもします。
つまり自分がより多くのことが理解でき成長していることを嬉しく感じるように
なってくるのです。

ママやパパに「読んで読んで」とおねだりされるようにもなりますが、
できるだけ応じれるようにしてあげてください。

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