赤ちゃんの事故防止 5カ条

お母さんの知恵

赤ちゃんの事故対策は、発育を考え、とらなければいけないことを的確に実施することが大事です。

赤ちゃんの発育や発達の速さより、少し先回りして早めの対策をとってしまえば、部屋の中で安心してのびのび遊ばせることができます。

赤ちゃんの事故を防ぐためには知恵を働かせることが大切です。うまくすればお母さんが、赤ちゃんをしかる回数も減り、心労も少なくなるという効果も期待できますよ。

【赤ちゃんの事故防止 5カ条】

その1.ダメと叱るより、親が予防に気をつける

赤ちゃんは、危険なものとそうでないものの区別は自分ではつきません。
そのため、親が予め安全を考えて予防策をとるしか方法がありません。

部屋の中を見渡して、危険なものを取り除いたり、触ることができないように
柵やガードをつけるなどの対策をすることが必要です。
事故を招く要因を注意して取り除き、部屋の中でのびのび遊ばせてあげてください。

言い聞かせは一才を過ぎたころから始めますが、あまりに神経質になり、
お母さんが、あれもこれも「触っちゃダメ」を繰り返すと、
赤ちゃんが自分の力で危険なものを判断できなくなるので注意してください。

その2.赤ちゃんが静かな時こそ要注意

ある程度一人遊びができるようになると、お母さんは安心からつい目を離して
しまいがちになります。しかし事故は油断した時や気が緩んだ時に起きるケースが多く、
赤ちゃんが妙に静かだなと思って、様子をみると事故寸前の危機状態でヒヤリハット
するということがとても多いのです。

基本的には、赤ちゃんから目を離さないということが一番大切ですが、
家事や来客時にどうしようもないときは、できるだけ短時間にする努力をし、
サークルに入れるなどして安全を確保します。

その3.まだできないはずはNG

赤ちゃんは日に日に目ざましく成長します。
昨日はできなかったことが今日できるようになっていても何の不思議もありません。

まだ、寝返りはできないはず、つかまり立ちはできないはず。
この「まだこれはできないはず」という発想や思い込みが思わぬ事故を招くことになります。

成長の早さには個人差があります、他の赤ちゃんや、兄弟が赤ちゃんだった頃
同じ時期にできなかったからといって、同じであるとは限りません。
成長を先読みして、早め早めに安全対策をしておくことが大切になります。

その4.「一度あることは二度ある」の発想を大切に

一度起きたことは、何かの改善をしない限り、また繰り返し起きる可能性をぬぐえません。
もし、起こった事故が小さくて大事にいたらなかったのはラッキーなことです。

ここで一番大事なことは、ただラッキーだったで終わることなく、
もう二度と起こさないための対策を打つことです。
大人の不注意であったことを反省して、その事故機会に一刻も早く
対策案を考えてください。

その5.家の中を徹底的に整理整頓

事故防止の基本は、家の中をきれいに掃除し整理整頓することです。
赤ちゃんは、床に落ちているものや、手が届くものはなんでも口に入れようとします。
口に入れるだけならまだしも、誤飲するとたいへんです。

特に家族にタバコを吸う人がいる場合は細心の注意が必要です。
赤ちゃんのタバコの誤飲という事故は後を絶ちません。

整理整頓をするだけではなく、赤ちゃんが触れると危険なものは高い位置に置いて、
手が届かないようにしたり、興味を持たないように目に入らない場所に置くという
配慮が必要です。
また、部屋がちらかっていると、お母さんが赤ちゃんを抱いたままつまづいて
転倒するといった危険もあります。家の中をいつもすっきりと保てるように
することが大切です。

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