赤ちゃんが寝る部屋の環境づくり

赤ちゃんが生まれたら、気になるのがお部屋の環境です。
お母さんにとって、初めて赤ちゃんを授かった生後4週間までの新生児の時期は
わからないことでいっぱいです。

おねんね

赤ちゃんが危なくないか、部屋の温度が高すぎないか、低すぎないか…乾燥しすぎていないか…ベッドやお布団に枕と、ちょっとしたことでも心配になるものです。

新生児の時期の赤ちゃんは、まるで寝るのが仕事のようにいっぱい寝ます。新生児の赤ちゃんの睡眠時間の平均はなんと16時間!

赤ちゃんが寝れなくてぐずってばかりだと、お母さんもストレスとなってしまいますよね?
お母さんにとっても赤ちゃんがすやすやと寝てくれるということがとても大切なことなのです。
そこで、赤ちゃんが快適に眠れる環境づくりについて考えてみたいと思います。

部屋の明るさに気をつける

朝と夜

赤ちゃんの快眠には大人と同様に睡眠リズムを発達させてあげることが大切となります。そのため、日当たりに関しては、日中は自然光が差し込む明るい部屋が最適です。昼間は明るく夜は暗いというあたりまえに自然な1日のサイクルを壊さないようにし、昼と夜の区別がつくようにします。

まず朝起きたら、赤ちゃんが窓際で太陽の光を浴びるようにしてあげてください。これは体内時計のリズムをリセットするためです。

ただし、直射日光が当たらないように場所に気をつける必要があります。とくに赤ちゃんの居場所として窓際などしか場所を確保できない時は、カーテンを使用し日差しや明るさを調整します。

夜は赤ちゃんの眠る部屋の電気を消し、できるたけ他の部屋からの明かりが入らないよう
配慮します。

このように昼と夜を明るさの違いではっきりと教えてあげることで、
赤ちゃんは生後4ヶ月ぐらいまでには昼夜の区別がつくようになり、
睡眠リズムも発達していきます。

部屋の温度と湿度に気をつける

温度計

新生児の赤ちゃんは、気温に影響を受けて体温が変化するほどデリケートで、大人が感じる以上に温度や温度の影響を受けます。体温調節も自分ではままならず、不快なことがあっても泣くことしかできないのです。理由もわからず泣いている赤ちゃんにお母さんは戸惑うことでしょう。

日本特有の気候である、夏の高温多湿、冬の低温乾燥といった極端な温度差は赤ちゃんにとってはかなり厳しい環境です。赤ちゃんにとっての夏の適温は25~27℃、冬は22~25℃、湿度は50~60%
となりますので、できればこの範囲をキープしたいものです。
そのためにはエアコンや暖房器具、湿度に関しては加湿器なども必要となる場合もあります。

部屋の温度や湿度に関してはあまりにも数値に神経質になる必要はありませんが、
時おり温度計や湿度計を確認しながら、お母さんの体感温度、肌感覚で調整をしてあげてください。

部屋の安全に気をつける

赤ちゃん部屋

赤ちゃんが快適に寝る環境ということで何にもまして大切なことが安全対策です。そのため、赤ちゃんが寝る場所は、いつもお母さんから目が届く場所にあることが重要になります。お母さんのライフスタイルを考え、できるだけ赤ちゃんの様子が見える場所を選ぶことが安全の第一歩となります。

新生児の赤ちゃんの事故で最も考えられることが窒息です。乳児の事故死の大半は窒息死によるもので、その割合は84%もあるといわれています。窒息死の原因については
様々であったとしても、根本要因は大人の不注意といわざるをえません。

まず、掛け布団が赤ちゃんの顔にかからないようにし、時おり布団が顔にかかっていないかも
確認をするようにしてください。また、ぬいぐるみやタオルも窒息の原因となることがあるため、
寝ている赤ちゃんの顔のそばに物を置かないことが賢明です。

とくに赤ちゃんが新生児の場合は自分で体の向きを変えたり、寝返りをうつことが
まだできません。そのため以下の点に注意する必要があります。


■ ふかふかの掛け布団は使わない。
■ 時々掛け布団が顔にかかっていないか注意する。
■ うつぶせには絶対に寝かせない。
■ 赤ちゃんの顔のそばに物を置かない。

その他、赤ちゃんがいる場所のまわりに危ないものがないか見回してみてください。
とくに、頭の上や、壁や家具などの周りの高いところから落ちてくるものがないかに
注意する必要があります。

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