赤ちゃんに安全を|家の中の危険ゾーン

赤ちゃんの危険ポイント

赤ちゃんの事故の多くが、本来、安心できるはずの家の中で起きています。
異物の誤飲や、ベランダや階段などの高所から転落や転倒は生命にかかわります。

一番大切なことは、赤ちゃんから目を離さないということが基本となります。

しかし、ほんの一瞬目を離したすきに事故が起こることも多く、
身の回りにある危険ポイントを考え、赤ちゃんの事故防止や安全対策を整えておくことが必要です。

場所別に危険ポイントをまとめてみましたので、赤ちゃんにとっての家の中の危険ゾーンを、今一度チェックしてみてください。

寝室

寝室で一番注意する必要があるのが窒息事故です。
赤ちゃんの事故死の第一位が窒息で、なんと84%もの件数となっています。

寝室では、敷き布団でうつ伏せになり窒息したり、寝返りをした時に顔が布団に埋まって
しまうといった危険があります。

窒息に関しては、赤ちゃんを柔らかい敷き布団に寝かせないことが大切になります。
また、掛け布団は顔にかからないように注意し、時々うつ伏せになって寝ていないか、
布団が顔におおい被さっていないか様子をみてあげましょう。

その他、ぬいぐるみやタオルなどを赤ちゃんの顔のそばに置かないということが
大切になります。

■ベビーベッド
ベビーベッドを使用している場合、柵から転落するということも
考えられます。まだ寝返りができない赤ちゃんでも、手足をばたつかせて
ベッドから転落するということもあるため、ベビーベッドの柵の上げ忘れは厳禁です。
少しでも目を離す時は、必ず柵を上げておくことが大事です。

リビング

リビングは赤ちゃんが過ごす時間の長い場所ですが、
家族が集まる場所でもあり、赤ちゃんが興味や好奇心をしめすものにあふれています。
電気コンセントや扇風機、ファンヒーターなどの危険な電気製品に好奇心から
触ってしまう事故が起こりやすい場所です。
また、タバコや薬類、小さなおもちゃなどの誤飲も多発しています。

■床の上
赤ちゃんはなんでも口に入れてみたくなります。口に入る大きさのものなら
どんなものでも誤飲の原因となるため、こまめに掃除や整理整頓をしておきます。

■机の上
タバコや薬類などの危険なものは、手が届かない場所に置くことが大事です。
特にタバコの灰皿は置かないようにしましょう。
ジュースの空き缶などを灰皿の代わりに使うのも誤飲の可能性が高いので
厳禁です。
また、机の上にお茶やコーヒーなどの熱い飲み物を置いたままにするのは危険です。
こぼしてやけどの原因となります。

■テーブルの角
赤ちゃんは、まだ危険ということが認識できないため、頭をどこにでもぶつけます。
とくに柱やテーブル、家具の角は鋭角で危険です。コーナーガードやスポンジのようなもので代用して
カバーしておくと安心です。頭をぶつけるくらい…と思う油断が大きな事故を招きます。

■コンセント、電気製品
電気コンセントや扇風機、ファンヒーターなどの危険な電気製品は、触れないように、
それぞれ専用のガード類でカバーするなどの工夫をし安全対策を施します。

電気コードも遊んでいるうちに首にからんで窒息するといった事故もあります。
可能な限り見えないように整理するか、束ねたりする工夫が必要です。
赤ちゃんはコンセントに爪楊枝、ヘアピンなどの細いものをさしこんだりと
大人なら考えられないようなことするので油断は禁物です。

■キャビネット、家具
開けたり閉めたりして遊んでいるうちに指を挟んで大けがという事故が多い場所です。
キャビネットロックや扉ストッパーなどの安全グッズをつけると安心です。

階段

一人で移動ができるようになると、階段からの転落に注意してください。
赤ちゃんにとって階段を上がれるようになることは嬉しくてしょうがなく、
階段を見つけると目を離したすきに一人で上がろうとします。
しかし一人での上がり下りはまだ非常に危険です。
ベビーゲートをつけたり階段に近づくことを防ぐ工夫をします。

お風呂場、洗面所

一才の頃からは水の事故も増えてきます。
お母さんが目を離したすきに浴槽に落ちて溺れてしまう事故が多くあります。
また、シャワーをいたずらして熱湯を浴びてやけどしたり、濡れた床で転倒したりということも
考えられます。
また、洗濯機の中に落ちて溺れるという事故の例もあります。

■お風呂の浴槽
お母さんがちょっと目を離したすきに浴槽に落ちて溺れる事故が多く発生しています。
赤ちゃんをお風呂に入れていて、電話が鳴ったり、お風呂の外に物を取りにいったり、
事故が起こるのはほんとうに、目を離した一瞬のことなのです。
入浴中は赤ちゃんから目を離さないことが大切です。

また、浴槽に残り湯をためていると転落して溺れるということもあります。
ふたをしていても、上に乗ってふたごと落ちたという例もあります。
浴槽に水をいれたままにしないことが大切です。

■浴室
お風呂の床がタイルの場合はよくすべります。
タイルの上に滑り止めのマットを敷くと滑りにくくなります。
また、シャワーなどのいたずらなどもできないように、
可能であれば、お風呂場に入れないように鍵をかけるようにできれば安心です。

■シャンプー、石鹸
浴室内の収納棚は座ったままでが届くように低いところにあることが多いため、
赤ちゃんにも手が届いて、置いてあるシャンプーや石鹸を誤飲するという事故が起こります。
誤飲の可能性があるものはまとめてカゴに入れ、高いところに置くという工夫が必要です。

■洗濯機
まれなことですが、洗濯機の中に頭から落ちて溺れるという事故例もあります。
洗濯機のそばには、洗濯カゴなど踏み台になるようなものを置かないことです。
また、最近の洗濯機はチャイルドロック機能がついているものがあるので活用します。

■洗面台の下
洗面台の下の収納に、洗剤や漂白剤、カビ取り剤などを置いている家庭は多いものです。
いずれも赤ちゃんが誤飲すると危険なものです。
扉のついている収納であればロックできるようにし、
そうでなければ、まとめて手が届かない高所に置くようにします。

台所

台所は、家の中で一番危険が多い場所です。
包丁などの刃物による切り傷、その他、電気ポット、熱い鍋や料理、炊飯器などの
やけどを起こす原因が数多くあります。

台所に入れないようにベビーゲートをつけることができれば安心です。
お母さんと赤ちゃんが二人きりで、台所にいれざるを得ない場合は、
とにかくできるかぎり目を離さないことが大切です。

■テーブルの上
テーブルクロスを引っ張り、上に置いてあるものが落ちてケガをしたり、
熱いものがかかりやけどをする原因となります。テーブルクロスは敷かないか
四隅をしっかりと固定しておく必要があります。
赤ちゃんでも成長してくるとイスに上がれるので、
テーブルの上には危ないものを置いておかないことが大切です。

■ポット、炊飯器
ポットや炊飯器の吹き出し口の水蒸気でやけどをする例が多くあります。
赤ちゃんにとって湯気が熱いということはわからず、面白がって手をかざします。
また、コードを引っ張ってポットが倒れ、熱湯でやけどをすることも考えられます。
手が届かないところで使用しましょう。

■シンク下
キッチンのシンク下に包丁を収納している家庭は多いと思います。
刃先にふれてケガをするという事故が多く発生しています。
包丁の収納といえばシンク下が定番ですが、赤ちゃんがいる時だけ
一時的に置き場所を手が届かないところにしておきましょう。

ベランダ、バルコニー

最も転落事故が怖い場所です。
外を見ようとして身を乗り出し転落をする危険があります。
また、サッシで手や指を挟んでケガをするという事故も多く発生しています。

一人でベランダに出られないようにベビーゲートやロックの工夫ができると安心です。
ベランダの柵に赤ちゃんがすり抜けてしまう隙間がないかチェックをしておきます。
また、柵の近くに踏み台になるようなものを絶対に置かないことが大事です。

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赤ちゃんの事故防止 5カ条

お母さんの知恵

赤ちゃんの事故対策は、発育を考え、とらなければいけないことを的確に実施することが大事です。

赤ちゃんの発育や発達の速さより、少し先回りして早めの対策をとってしまえば、部屋の中で安心してのびのび遊ばせることができます。

赤ちゃんの事故を防ぐためには知恵を働かせることが大切です。うまくすればお母さんが、赤ちゃんをしかる回数も減り、心労も少なくなるという効果も期待できますよ。

【赤ちゃんの事故防止 5カ条】

その1.ダメと叱るより、親が予防に気をつける

赤ちゃんは、危険なものとそうでないものの区別は自分ではつきません。
そのため、親が予め安全を考えて予防策をとるしか方法がありません。

部屋の中を見渡して、危険なものを取り除いたり、触ることができないように
柵やガードをつけるなどの対策をすることが必要です。
事故を招く要因を注意して取り除き、部屋の中でのびのび遊ばせてあげてください。

言い聞かせは一才を過ぎたころから始めますが、あまりに神経質になり、
お母さんが、あれもこれも「触っちゃダメ」を繰り返すと、
赤ちゃんが自分の力で危険なものを判断できなくなるので注意してください。

その2.赤ちゃんが静かな時こそ要注意

ある程度一人遊びができるようになると、お母さんは安心からつい目を離して
しまいがちになります。しかし事故は油断した時や気が緩んだ時に起きるケースが多く、
赤ちゃんが妙に静かだなと思って、様子をみると事故寸前の危機状態でヒヤリハット
するということがとても多いのです。

基本的には、赤ちゃんから目を離さないということが一番大切ですが、
家事や来客時にどうしようもないときは、できるだけ短時間にする努力をし、
サークルに入れるなどして安全を確保します。

その3.まだできないはずはNG

赤ちゃんは日に日に目ざましく成長します。
昨日はできなかったことが今日できるようになっていても何の不思議もありません。

まだ、寝返りはできないはず、つかまり立ちはできないはず。
この「まだこれはできないはず」という発想や思い込みが思わぬ事故を招くことになります。

成長の早さには個人差があります、他の赤ちゃんや、兄弟が赤ちゃんだった頃
同じ時期にできなかったからといって、同じであるとは限りません。
成長を先読みして、早め早めに安全対策をしておくことが大切になります。

その4.「一度あることは二度ある」の発想を大切に

一度起きたことは、何かの改善をしない限り、また繰り返し起きる可能性をぬぐえません。
もし、起こった事故が小さくて大事にいたらなかったのはラッキーなことです。

ここで一番大事なことは、ただラッキーだったで終わることなく、
もう二度と起こさないための対策を打つことです。
大人の不注意であったことを反省して、その事故機会に一刻も早く
対策案を考えてください。

その5.家の中を徹底的に整理整頓

事故防止の基本は、家の中をきれいに掃除し整理整頓することです。
赤ちゃんは、床に落ちているものや、手が届くものはなんでも口に入れようとします。
口に入れるだけならまだしも、誤飲するとたいへんです。

特に家族にタバコを吸う人がいる場合は細心の注意が必要です。
赤ちゃんのタバコの誤飲という事故は後を絶ちません。

整理整頓をするだけではなく、赤ちゃんが触れると危険なものは高い位置に置いて、
手が届かないようにしたり、興味を持たないように目に入らない場所に置くという
配慮が必要です。
また、部屋がちらかっていると、お母さんが赤ちゃんを抱いたままつまづいて
転倒するといった危険もあります。家の中をいつもすっきりと保てるように
することが大切です。

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ベビーベッドとベビー布団、どちらを選ぶ?

赤ちゃんの寝るスペースをつくる時に一番悩むのはベッドにするか、布団にするかだと思います。

そこで、ベビーベッドとベビー布団のそれぞれの特徴や選び方のポイントについてまとめてみました。
どうぞ参考にしてください。

ベビーベッドの特徴

ベビーベッド

■メリット
●位置が高いため、ダニやほこりから守られ、通気性もよく衛生的。
●ペットを飼っている場合、踏まれたりいたずらをされにくくて安全。
●冷たい空気は下にたまるため室内温度差に影響されにくい。
●柵があるのでちょっと目を離すときに安心。
●ベッド下の空間を収納スペースとして利用できる。
●高さがあるのでオムツ替えが楽にできる。

■デメリット
●置き場所を工夫する必要がある。
●使用期間が短く、不要になった時の処分に困る。
●寝返りができるようになると頭をぶつけやすい。
●お母さんが添い寝をしてあげれない。
●夜中の授乳や世話の時、起き上がるのが面倒。
●柵の上げ忘れ時は転落の危険がある。

ベビーベッドの選び方

いろいろな大きさと種類があるため、部屋の置き場所を考えて選ぶ必要があります。
そのために、あらかじめ置き場所とする予定スペースの寸法測っておくことが大切です。

選び方として以下のポイントに注意します。

①安全性
日本においてはベビーベッドは安全基準化定められており、
基準をクリアした物のみが販売できるようになっていますので
PSマークとSGマークの2つのマークが付いているか確認します。

PSマーク

■PSマーク
ベビーベッドは登録検査機関の適合性検査を受けなければならないことが
消費生活用製品安全法で義務づけられています。

SGマーク

■SGマーク
製品安全協会の定めている審査に合格し安全だと認定された製品につけられるマークです。
ベビーベッドもSGマークの対象製品となっているため、ついていることが必須です。

つまり上記2つのマークが付いていれば、ベビーベットの安全性が、証明されていることになるため
安心です。

②サイズ
ベビーベッドのサイズは、スタンダードサイズ(120×70cm)と、
ミニサイズ(90×60cm)のものがほとんどで、どちらも新生児から24ヵ月まで
使用可能ですが、寝返りうてるようになると、ミニサイズだと柵にぶつかったり
することもあります。

サイズについてはあらかじめ部屋のスペースの寸法を測っておき、
実際に置くことができるか確認をして選びます。

③機能
■床板高さ調節機能
赤ちゃんの成長に合わせて底板の高さが2~4段階に調整できるものが便利です。
新生児のころは床板を高くして世話をしやすくし、つかまり立ちができるようになるころには、
床板を低い位置にすると柵が高くなり安全です。
スムーズに調整できるかどうかも確認しておいた方がいいでしょう。

■キャスター付き
ベビーベッドの脚にキャスターのついているものがあります。
常に赤ちゃんが目に届くところにベビーベッドを置いておきたい場合などで、
移動することが多い場合に便利です。安全性のためにしっかりとストッパーが
かかることを確認します。

■ベビーベッド下の収納棚
ベビーベッド下は収納スペースとして利用できますが、収納棚がついていれば、
おむつや赤ちゃん用品の置き場として使用できるため、より便利になります。
特にベビーベッドを移動して使用する場合、収納物を取り出さず、収納棚に
乗せたまま移動できるので重宝します。

■柵のスライド機能
ベビーベッドの柵がスライド開閉できるのでものがあります。
赤ちゃんの抱き起こしが楽にできるというメリットや、お母さんのベッドに
ベビーベッドをひっつけて添い寝ができるといったように使い方に自由度が広がります。

■サークル兼用
床板、収納棚などを外すとベビーサークルとして使えるタイプのベッドです。
一台二役で便利な面もありますが、赤ちゃんがつかまり立ちを始めたら、
柵から落ちる危険性があるため避けるのが無難です。

ベビー布団の選び方

赤ちゃんには、赤ちゃん専用のベビー布団を使用することが大事です。
大人用の敷布団はやわらかすぎるため、うつぶせや横向きになった時、
窒息の原因となる恐れがあります。
また、赤ちゃんの体が沈み込み、背骨が歪んだり、関節が不自然な形になるなど、
成長を妨げないためにも敷布団にはかたさが必要です。

ベビー布団の条件

①敷布団の固さ
赤ちゃんの場合、かためのものを選ぶということが第一条件です。
中綿のかたさなるべく硬いものをおすすめします。

①保温性
赤ちゃんの平均体温は37度と大人より高めです。
特に生まれてすぐの生後3ヶ月頃までは寒がりで体温調節もうまく
できないので保温性のある布団でカバーする必要があります。

①吸湿性、放湿性
生後2ヶ月を過ぎると汗っかきになります。
大人の2~3倍も汗をかく赤ちゃんの布団は吸湿性とともに放湿性が重要です。
布団の中に湿気がこもると熱が逃げやすくなり寝冷えの原因にもなります。
掛け布団は軽くて保温性や調湿性がよいものをしっかりチェックすることが大切です。

セット布団がおすすめ

赤ちゃん用のセット布団は、敷布団とシーツ、掛け布団とカバー、
肌がけ布団とカバーなど、最低限必要なものがセットになっています。
初めての赤ちゃん用に布団を用意したいけど、何を買っていいかわからないという
お母さんにおすすめです。

セットで購入するメリットは単品でそれえるよりも合計額がお得になる場合が多いことが
あげられます。

ベビーベッドとベビー布団のどちらにするか、どちらもメリット、デメリットがあるのを
理解したうえで選択すべきできすが、家の間取りやスペース、ライフスタイルにも左右されるため、
考慮する必要があります。


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布おむつと紙おむつをエコ視点で考える

布おむつと紙おむつ、エコ視点で考えるとどちらがいいんでしょう?

おむつ

単純にコミの問題だけとしてとらえると、おむつは毎日使用するものであるため、紙おむつは、必ず毎日ゴミとして出されます。そう考えると、紙おむつはエコ視点では布おむつに劣るという意見が多くなりそうです。

しかし、布おむつが全く環境問題とは無関係かというとそういうわけではありません。洗濯による環境への影響や、エネルギー消費ということを考えると、少なからず影響はあるのです。

他人事の論議ではなんとでもいえますが、現在進行形で赤ちゃんを育てている
ご家庭では、エコ視点だけで、布おむつと紙おむつのどちらがいいかというような
単純な選択とはなりません。

布おもつにも紙おむつにもメリット、デメリットの両方があり、
それぞれの特徴を理解し、さらにエコ視点を加えるというところに納得性が
出てくるのではないかと考えます。

布おむつのメリット・デメリット

布おむつの一番のメリットはさらっとした肌触りです。
大人でも洗い立てのシャツや下着は肌触りを心地よく感じるように、
赤ちゃんだって同じです。

また、初期費用がかかる点を除けば、紙おむつに比べると経済的です。
なかなかおむつがとれなかったり、二人目も使い回しで使うことを考えると
長い目で見た時には、さらに差が出ます。

反面、やはり布おむつはこまめに取り替える必要がある点や、
洗濯がたいへんてあるなど、赤ちゃんの世話をするお母さんやお父さんの
負担が大きいのも事実です。

エコ視点では、紙おむつと比較すると、圧倒的に環境にやさしいといえますが、
デメリットもないわけではなく、洗濯が必要であることから、
紙おむつと比較すると家庭での水や洗剤の使用、エネルギー消費量も、
紙おむつ:0/布おむつ:100ということになります。

紙おむつのメリット・デメリット

最近では紙おむつがあまりにもポピュラーで、紙おむつしか使わない
という家庭がとても多くなりました。
また、布おむつと併用するケースまでを含めると、なんと普及率は99%
なのだそうです。
ここまでくると、おむつといえば紙おむつといってもいいところまできています。

紙おむつを選択する一番の理由としては手間がかからないということがあげられます。
布おむつと比較すると、替える回数が少なくてすむ上に、洗濯をしなくてもよく、
使い捨てということも大きなメリットです。
それほど、お母さんにとってはおむつ替えはたいへんで、おむつを洗濯したり干したりする
労力を考えると、迷わず紙おむつという選択になるのかもしれません。

紙おむつはエコ視点ではどうでしょう。
現在、赤ちゃん用の紙おむつは、安全性のために再生紙は全くつかわれていません。
もちろん、使用済みのおむつも再利用はされません。

新生児の場合1日に替える紙おむつの数は7~8枚くらいです。
1ヶ月だと210~240枚にもなるため、燃えるゴミの日に出す紙おむつは
赤ちゃんがいる家庭だとそうとうなゴミの量となります。
調査によると赤ちゃんのおむつが外れるまでの2年半にゴミとして捨てられる
紙おむつの量は1~2トンともいわれています。

紙おむつが使い捨てで焼却処分されることを考えると、環境にやさしいとは
いえない部分が多いと考えられます。

おむつと環境のいい関係を

おむつの赤ちゃん

布おむつも紙おむつもそれぞれメリット・デメリットがあり、また、赤ちゃんのいる家庭のライフスタイルもそれぞれなので、一概にどちらがいいという結論を導き出すことはできません。

赤ちゃんを育てる上でおむつを使わないということは不可能であるため、布おむつ、紙おむつのどちらにしても、その使い方を最低限のマナーとして知っておくということが大切なのではないでしょうか。

紙おむつの環境問題については、原料として再生紙ができる安全基準の制定や、再生原料として再利用できるための技術開発などを期待したいところです。

また、家庭でできることとしては、布おむつと紙おむつをそれぞれのデメリットをカバーするために、併用するということも上手な使い方といえます。

そして、何よりも環境問題以前に、赤ちゃんに愛情を込めておむつを替えてあげる
ことが一番大切なのはいうまでもありません。

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赤ちゃんが寝る部屋の環境づくり

赤ちゃんが生まれたら、気になるのがお部屋の環境です。
お母さんにとって、初めて赤ちゃんを授かった生後4週間までの新生児の時期は
わからないことでいっぱいです。

おねんね

赤ちゃんが危なくないか、部屋の温度が高すぎないか、低すぎないか…乾燥しすぎていないか…ベッドやお布団に枕と、ちょっとしたことでも心配になるものです。

新生児の時期の赤ちゃんは、まるで寝るのが仕事のようにいっぱい寝ます。新生児の赤ちゃんの睡眠時間の平均はなんと16時間!

赤ちゃんが寝れなくてぐずってばかりだと、お母さんもストレスとなってしまいますよね?
お母さんにとっても赤ちゃんがすやすやと寝てくれるということがとても大切なことなのです。
そこで、赤ちゃんが快適に眠れる環境づくりについて考えてみたいと思います。

部屋の明るさに気をつける

朝と夜

赤ちゃんの快眠には大人と同様に睡眠リズムを発達させてあげることが大切となります。そのため、日当たりに関しては、日中は自然光が差し込む明るい部屋が最適です。昼間は明るく夜は暗いというあたりまえに自然な1日のサイクルを壊さないようにし、昼と夜の区別がつくようにします。

まず朝起きたら、赤ちゃんが窓際で太陽の光を浴びるようにしてあげてください。これは体内時計のリズムをリセットするためです。

ただし、直射日光が当たらないように場所に気をつける必要があります。とくに赤ちゃんの居場所として窓際などしか場所を確保できない時は、カーテンを使用し日差しや明るさを調整します。

夜は赤ちゃんの眠る部屋の電気を消し、できるたけ他の部屋からの明かりが入らないよう
配慮します。

このように昼と夜を明るさの違いではっきりと教えてあげることで、
赤ちゃんは生後4ヶ月ぐらいまでには昼夜の区別がつくようになり、
睡眠リズムも発達していきます。

部屋の温度と湿度に気をつける

温度計

新生児の赤ちゃんは、気温に影響を受けて体温が変化するほどデリケートで、大人が感じる以上に温度や温度の影響を受けます。体温調節も自分ではままならず、不快なことがあっても泣くことしかできないのです。理由もわからず泣いている赤ちゃんにお母さんは戸惑うことでしょう。

日本特有の気候である、夏の高温多湿、冬の低温乾燥といった極端な温度差は赤ちゃんにとってはかなり厳しい環境です。赤ちゃんにとっての夏の適温は25~27℃、冬は22~25℃、湿度は50~60%
となりますので、できればこの範囲をキープしたいものです。
そのためにはエアコンや暖房器具、湿度に関しては加湿器なども必要となる場合もあります。

部屋の温度や湿度に関してはあまりにも数値に神経質になる必要はありませんが、
時おり温度計や湿度計を確認しながら、お母さんの体感温度、肌感覚で調整をしてあげてください。

部屋の安全に気をつける

赤ちゃん部屋

赤ちゃんが快適に寝る環境ということで何にもまして大切なことが安全対策です。そのため、赤ちゃんが寝る場所は、いつもお母さんから目が届く場所にあることが重要になります。お母さんのライフスタイルを考え、できるだけ赤ちゃんの様子が見える場所を選ぶことが安全の第一歩となります。

新生児の赤ちゃんの事故で最も考えられることが窒息です。乳児の事故死の大半は窒息死によるもので、その割合は84%もあるといわれています。窒息死の原因については
様々であったとしても、根本要因は大人の不注意といわざるをえません。

まず、掛け布団が赤ちゃんの顔にかからないようにし、時おり布団が顔にかかっていないかも
確認をするようにしてください。また、ぬいぐるみやタオルも窒息の原因となることがあるため、
寝ている赤ちゃんの顔のそばに物を置かないことが賢明です。

とくに赤ちゃんが新生児の場合は自分で体の向きを変えたり、寝返りをうつことが
まだできません。そのため以下の点に注意する必要があります。


■ ふかふかの掛け布団は使わない。
■ 時々掛け布団が顔にかかっていないか注意する。
■ うつぶせには絶対に寝かせない。
■ 赤ちゃんの顔のそばに物を置かない。

その他、赤ちゃんがいる場所のまわりに危ないものがないか見回してみてください。
とくに、頭の上や、壁や家具などの周りの高いところから落ちてくるものがないかに
注意する必要があります。

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赤ちゃんの乳児ぜんそくは早めの判断と予防を

赤ちゃんのぜんそく

赤ちゃんが、激しい咳とともにゼーゼー、ヒューヒューと音をたてて
苦しそうに息をしているのを見ているのは本当に辛いものです。

赤ちゃんのぜんそくで2歳未満場合のぜんそくのことを限定的に乳児ぜんそくといいます

気管支が腫れたりたんがつまったりして狭くなっているため「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と呼吸の音がする喘鳴と同時に呼吸困難のような発作症状を伴うのが特徴です。

以下のような症状がある場合はぜんそくであることが疑われます。
○夜や明け方に音を立てて苦しそうに息をするのがひどくなる。
○呼吸が苦しそうで、息を吐く時に音がしだしにくそうにしている。
○横になって眠れず、座った姿勢をとる。

ぜんそくの2つの要因

赤ちゃんの発作の様子

赤ちゃんがぜんそくの発作をおこすには、いろいろなことがトリガーとなります。その原因については2つの要因があり、アレルギー的要因と非アレルギー要因とされています。

●アレルギー的要因
その名のとおり、アレルギーの原因物質のアレルゲンが体内に侵入することにより、ぜんそくの発作を起こします。

主なものは、室内においてはハウスダスト、ホコリ、ダニ、花粉類、カビ、
犬や猫のペットの毛などがあります。屋外では花粉類やカビなどが原因となります。
その他、食事によるものとして卵、エビやカニなども原因と考えられます。
赤ちゃんのぜんそくの原因として多いのは主にアレルギー的要因とされています。

●非アレルギー的要因
また、アレルゲンとなるものを特定できない原因によって発症するのが
非アレルギー的要因のぜんそくです。
風邪などのウイルス、タバコの煙、気温・湿度の急激な変化、
家具や建材に含まれる化学物質など、実にさまざまなものがあり要因を特定しにくいのが特徴です。

赤ちゃんの乳児ぜんそくの判断基準

お母さんの判断

赤ちゃんが咳かぜになった時には、ぜんそくと似た症状が見られることがあります。しかし咳かぜとは違い、乳児ぜんそくだと家庭で判断する基準は、最初にゼーゼーという音を立てる症状があって一旦治まった後、3回以上繰り返すことで判断します。

この、ゼーゼーという音は息を吐く時に出る音なので、赤ちゃんの息が顔にかかるくらい近づいて息を吐く時に音がするようなら判断回数としてカウントします。

赤ちゃんのぜんそくの多くの場合、何らかのアレルギー的要因が関係していると考えられ、その場合の最大の原因はダニやハウスダストによるものだとされています。

もし、家庭でも乳児ぜんそくの疑いが強いと判断された場合は、
何がアレルゲンとなってぜんそくを引き起こしているか調べるために
病院でアレルギー検査を行ってもらう必要があります。

また、赤ちゃんにぜんそくの発作を起きた時の様子をよく観察しておき
アレルゲンとして疑わしいものを記憶しておくことも大切です。

乳児ぜんそくとアトピー性皮膚炎の関係

アレルギーと関連性のある病気の代表の、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、
乳児ぜんそくのうちで、一番早い時期に発症する傾向が見られるのがアトピー性皮膚炎です。
アトピー性皮膚炎の約60%は1歳未満の乳児期に発症するといわれています。
乳児ぜんそくはもうすこし遅く、2歳までに約60%が発症します。

しかし、アレルギー性の疾患がある赤ちゃんは他のアレルギー疾患を併せ持つことが多く、
アトピー性皮膚炎と乳児ぜんそくの両方を合併している赤ちゃんのうち
約90%は、最初にアトピー性皮膚炎を発症し、その後少し遅れて
乳児ぜんそくを発症すると報告されています。
また、逆にいうと90%以上でアトピー素因があるといわれているのです。

発作予防の大切さ

ぜんそくの予防

赤ちゃんがぜんそくを持っている場合でも、発作の時以外は元気で
目立った症状もありません。しかし、発作が起こった時だけ対処をすれば
いいかというとそうではありません。

特にぜんそくは発作症状を繰り返すのが特徴のため、何度も繰り返すうち
ちょっとした刺激でも発作を起こすという悪循環に陥ってしまいます。
そうならないように、普段から発作を起こさない予防対策がとても重要となります。

できるだけ早いうちにぜんそくと判断し、予防と治療を開始することで
悪循環、重症化することを防ぐことができるのです。

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乳児ぜんそくの場合、ほとんどの場合がアレルギーが原因となります。アレルギンとなるダニやハウスダストを減らす環境対策を徹底することが予防対策として必要になります。
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赤ちゃんのスキンケア アトピーケアのポイント

アトピーの赤ちゃんのスキンケアの基本は、体の汚れを落として清潔に保ち、
保湿をしっかりして肌の水分を保つことにあります。

赤ちゃんがアトピー性皮膚炎になると、もともと皮膚が薄い上に、
表皮の一番上の層にあるセラミドが不足するため外部からの刺激物の侵入を
防ぐバリア機能が低くなっています。

想像以上にデリケートで、普通の子ならなんでもない汗や食べ物汚れであっても刺激になってしまい、炎症や細菌の感染症も起こしやすいのです。

お風呂でのスキンケア

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎においては、毎日の基本的なスキンケアがとても大切です。
スキンケアの基本は一日一回のお風呂で体の汚れを落とすことが基本となります。
しかし、清潔にすればいいからといって、石鹸で何度も洗ったり、
タオルでゴシゴシこすったりすると、本来皮膚を守るための皮脂が落ちてしまい
ますます過敏になってしまいます。
清潔さにこだわるあまり洗いすぎにならないように注意してください。

●お湯の温度のポイント
お湯の温度が40℃以上になると皮脂が落ちやすいうえ、かゆみを感じる原因となりやすいため
ぬるめの37~38℃ぐらいが適温です。
この温度は大人がつかるとかなりぬるく感じますが、これは羊水の温度で赤ちゃんにとっては
一番気持ちがいい温度なのです。
一度温度計で測ってみてお湯の温度を肌で覚えておくようにするといいでしょう。
湯冷めが心配かもしれませんが、お風呂から上がったあとしっかりと温かくしておけば
その心配はありません。

赤ちゃんの入浴

●石鹸洗いのポイント
石鹸選びについてですが、アトピーの赤ちゃん用の無添加石鹸があるのでおすすめです。ただ「ベビー用石鹸」とだけうたったものの中には化学成分が含まれている場合もあるので注意が必要です。
ただ、低刺激の無添加石鹸だとしても実際に試してみて、赤ちゃんに合わないようであれば別なものに変えてみることも必要となります。

また薬用石鹸は消毒用なので毎日のスキンケアとしては使うべきではありません。皮膚の症状がひどく医師から指示された時以外は使わないようにしましょう。

●シャンプーのポイント
シャンプーについても石鹸と同様、赤ちゃんによって合うものと合わないものがありますが、
いずれにしても無添加シャンプーを選択することが大切です。
アトピーの赤ちゃんの場合、頭皮が脂漏性湿疹になっているケースもあり、
石鹸では汚れが落ちにくいため、髪を洗う時にはシャンプーを使う必要があります。
しかし、シャンプーの回数が多すぎると頭皮の皮脂を取りすぎとなるため
頭皮の状態に注意しながら週に2~3回洗うようにします。
またシャンプーを使う場合はよくすすぐことが大切になります。
汚れがひどくなければシャンプーを使用するまでもなく、お湯で洗うだけで
十分な場合もあります。

●洗い方のポイント
洗い方についてもできるだけ肌に刺激を与えないように気をつけなければいけません。
特に、スポンジやタオルを使うと刺激が強すぎるため、石鹸をよく泡立てて
その泡を手に取り、お母さんの手でやさしく洗ってあげてください。

保湿のスキンケア

保湿ケアは乾燥してバリア機能が低下した、皮膚の水分を保湿剤などで保持し、
しっとりとさせることです。
また、皮膚の上に膜をつくって水分が失われないようにするという意味もあります。

また、特にアトピー性皮膚炎の赤ちゃんの皮膚は水分が少なく乾燥しがちになります。
皮膚が乾燥していると汗や汚れなどの刺激物が侵入しやすくなり、トラブルの
原因となるのです。

赤ちゃんの手

保湿のスキンケアは保湿剤を使うことが基本となりますが、その効果は生後赤ちゃんの皮膚に保湿剤を毎日塗るとアトピー性皮膚炎になる発症率を30%も減らすことができたとの報告もあります。このように保湿剤には表面をしっかり保護する役割があるのです。

保湿剤を塗るタイミングとしては、朝起きた時と、お風呂上りが基本です。お風呂上りの後、すぐに保湿をしないと皮膚の水分はどんどん失われていきます。体を拭いた後、10分以内に塗るのがポイントです。その他、外出の前後や寝た後など、こまめに塗ってあげましょう。

病院で処方される副作用のない保湿剤の代表はワセリンですが、
どの保湿剤を選択したらいいかわからない場合は、一度病院で相談してみることをおすすめします。

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赤ちゃんのひっかき防止|かゆみを減らす方法

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎をこじらすと、しょっちゅうひっかいて、
場合によってはその部分に血がにじんでいることさえあります。

アトピーの赤ちゃん

赤ちゃんの皮膚がボロボロになっているのを見るのは、母さんも不安で辛いことだと思います。

湿疹になった部分をひっかくと皮膚のバリアの役割をしている角層がはがれてしまうのでアレルゲンや細菌類が侵入しやすくなってしまいます。また、ひっかき傷に反応してサイトカインといわれる物質がたくさん出るため、皮膚の状態はますます悪くなり炎症をおこしたりします。

赤ちゃんにとっては一度ひっかき始めると、ひっかくこと自体が気持ちよくなって止めることができなくなるのです。

かゆみを減らすためには

赤ちゃんがひっかく理由は単純に「かゆいから」です。
かゆみは、ひっかいている時はおさまるし、イライラした気持ちも
ひっかくという行動で発散することができるのです。

お母さんとしては、ひっかくともっと悪くなるのではと心配で
どうにか説得しようとしますが、かゆみは大人でも我慢することができないと思います。
そこで、アトピー性皮膚炎の強いかゆみをなくしてしまうことは難しいですが、
減らすための工夫をしてあげることが大切となります。

■汗や汚れ、衣類など皮膚へ刺激になるものを除く
汗や汚れをこまめに拭いてあげたり、洗うことで取り除き、
肌に刺激があるセーターなどは着させないようにします。
肌を洗うときには石鹸やシャンプー、衣類は洗剤が刺激になる場合もあるので
赤ちゃん用のものを選ぶことが必要です。

■体を温めすぎない
室温が高かったりお風呂で体が温まりすぎると、かゆみを強く感じやすくなります。
室温はやや低めにしたり、お風呂のお湯はぬるめにするなど工夫をします。
また、赤ちゃんが寝付くまでは布団をかけ過ぎないなどの点に気をつけます。

寝ている時はどうしても体温が高くなりかゆみがでることがあります。
ひっかき傷がひどい時で無意識にひっかいてしまう場合は、赤ちゃん用のミトンをつけたり、
長めの袖の服を着せ袖で手を隠したりする工夫も必要です。

■ステロイド剤を塗る
皮膚の炎症がひどい時は、病院で症状にあったステロイド剤を処方してもらい
塗ります。即効性があり症状を落ち着かせることができ、確実にかゆみが減ります。

■かゆみ止めの薬を飲む
アトピー性皮膚炎に効果があるのは抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬です。
これらの薬はかゆみをなくすことはできませんが、抑える効果があります。

赤ちゃんは機嫌が悪い時もひっかく

赤ちゃんも成長してくると、かゆいことがきっかけだったとしても、
時にはひっかくこと自体が目的となって止まらなくなってしまうことがあります。
また感情の発達とともに、かゆみ以外のことが原因となることもあります。

赤ちゃんがどんな時にひっかくかについて以下のような調査結果があります。

■お風呂や着替えで裸になった時
■寝ている時
■気分が不安定な時や機嫌が悪い時

赤ちゃんの機嫌

逆にひっかかない時は
■抱っこをされてい時や遊んでいる時

この調査結果から、ひっかくのは心理的な要因もあることがわかります。ひっかく時はお母さんに甘えたい時や、自分に関心を引き付けない時も多いのです。

ひっかくことをやめさせたい時には、口で説得するよりも
赤ちゃんの気持ちを理解してあげることが大切です。
そして、相手をしてあげたり一緒に遊んだりしてあげることが
必要な場合があるのです。

抱っこをしてあげたり、一緒に遊んで上手に気分転換をしてあげてください。

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赤ちゃんの皮膚トラブル 赤いブツブツは何?

赤ちゃんの皮膚はとても薄くて敏感なため、トラブルを起こしやすいのです。
皮膚は、ばい菌や刺激物などをシャットアウトするバリア機能がありますが、

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赤ちゃんの肌は大人の皮膚と比べると半分以下の厚さでとても薄く、
未成熟でバリア機能が働きません。

赤ちゃんは大人に比べて驚くほど新陳代謝が激しく汗をかいたり、
衣類が汚れたりします。そのため汗や衣類の汚れなど、
ちょっとした刺激が皮膚のトラブルの原因となるのです。

しかし、赤ちゃんの皮膚がトラブルを起こしたとしても、あわてる必要はありません。
よくあることとして、お母さんは落ち着いて対処をしてください。

赤ちゃんの皮膚トラブルの種類

赤ちゃんがよく起こす皮膚のトラブルの種類にはこんなものがあります。

■あせも
赤ちゃんはとても多くの汗をかきます。
しかし汗腺がまだよく開いていないので、汗が汗腺の出口に詰まってしまう
ことが多いのです。これがあせもの原因となるのです。

■かぶれ
離乳食が始まったばかりの赤ちゃんは、食べ物で口のまわりがべたべたになります。
その食べ物にかぶれて口周りが赤く湿疹になることがあります。

■おむつかぶれ
おむつが汚れたまま長くつけていると、おしりが湿気やうんちの成分に
かぶれることがあります。そのかぶれでおしりが赤くなったり、
ひどくなるとジクジクするようになります。これがおむつかぶれです。

■乳児湿疹
低月齢の赤ちゃんに起こりやすいトラブルで、顔や体の一部に
真っ赤なブツブツができます。これは生まれて間もないため、
まだ母体ホルモンの影響が残っているため、皮脂が多く出ることで、
皮膚がべたべたするためにできます。顔にできる湿疹を「新生児にきび」といいます。
時期がくれば自然に治るトラブルでもあります。

■アトピー性皮膚炎
症状が軽い場合は乳児湿疹と区別がつきにくいものです。
かゆみが強いのが特徴で、繰り返したり、慢性的に長引く湿疹です。
かゆみが強いため、かきむしったり、かき傷がひどくなるとジクジクしてきます。
症状がひどい時はアレルギーなどのアトピー素因を疑う必要があります。

■カンジダ皮膚炎
カンジダ皮膚炎の原因となるのは、カンジダ菌というカビの種類のひとつです。
そのカビがおむつをあてている部分に繁殖すると、皮膚が赤くなったり、
ブツブツができてその部分が膿んだりします。

■ウイルス感染による皮膚炎
生後半年から1歳前後までの間にかかりやすい感染症として、
突発性湿疹、はしかや風疹、水ぼうそう、手足口病などがあります。
これは、お母さんからもらった免疫が弱まり始めるのが生後3か月を過ぎた頃からだからです。
発熱を伴って小さな赤い発しんがでるのが特徴です。
赤ちゃんは普通の風邪でも発疹がでることもあります。

皮膚トラブル防止に適切なスキンケアを

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赤ちゃんの皮膚は毎日どんどん変化していきます。
いろいろな外界からの刺激に敏感でトラブルを起こしたとしても、
赤ちゃんの肌に合った適切なスキンケアをすれば、
かぶれなど軽いトラブルならすぐに治ってしまいます。

赤ちゃんの皮膚は汗や皮脂の汚れ、その他食べ物など外から付着する汚れに敏感で刺激になるため、汗や汚れをすぐに落とし、清潔さを保つことが大切になります。

また、低月齢のときは皮脂でべたべたしがちですが、生後4ヶ月頃からは肌がカサカサしてくる赤ちゃんもいます。

皮脂はバリア機能が弱い赤ちゃんの肌を守る役割をしますが、
乾燥してカサカサになってくると皮膚のバリア機能が働かずかゆみが出たり、トラブルを起こしやすくなってしまいます。

皮膚を洗った後や、冬の季節など乾燥しやすい時期は、
保湿剤でしっかりと保湿してあげることが大切です。

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赤ちゃんのつかまり立ちに安心を

生後9か月くらいになると、つかまり立ちができるようになる赤ちゃんもいます。
見ているお母さんやお父さんにとってとても嬉しい瞬間であり、ハラハラする瞬間でもあることと思います。
この、つかまり立ちの時期に大切なことをお伝えしたいと思います。

赤ちゃんの回りに危険はありませんか?

赤ちゃんのつかまり立ち

この頃の赤ちゃんはいろいろで、ハイハイもそこそこに早い時期につかまり立ちをする
赤ちゃんもいれば、一歳になってもなかなかつかまり立ちをしない赤ちゃんもいます。
でも心配はいりません。いずれかの時期には歩けるようになるものです。

ただ心配してあげてほしいことは、赤ちゃんが危なくないかどうかです。
つかまり立ちができるようになった赤ちゃんは立てるようになったことに嬉しくて、
また好奇心旺盛になっています。

つかまり立ちができるきっかけも、好奇心から何かに夢中になっていて、
いつのまにかできるようになるといわれています。
この時期の赤ちゃんは、何にでも回りにあるものにつかまってどんどん立とうとします。
危なくて目が離せない時期でもあります。

まず、気をつけないといけないのが、赤ちゃんの回りに不安定なものが無いかどうかです。
赤ちゃんはまだ足がしっかりしていないため、何にでもつかまります。

まず、赤ちゃんの手が届く場所にテーブルクロスが無いかどうかチェックです。
テーブルクロスは危険です。つかまり立ちを始めた赤ちゃんがつかまると、
体重を支えきれずひっくりかえってしまいます。
また、テーブルクロスの上にある、やかんやポット、お鍋など熱いものも要注意です。
そういう意味でテーブルクロスは一時期取り外すかしっかり固定するのが賢明です。

その他のものについても、赤ちゃんの目の高さでチェックしてみてください。
テーブルの角や電気製品等、特にキッチン、ダイニングは危険がいっぱいです。

赤ちゃんは転ぶのです

また、この時期の赤ちゃんはバランスが悪く、何かにつかまっていても不安定で、
手を離した途端に転んでしまいます。
一番大切な視点は、赤ちゃんが常に転ぶということをつねに意識しておくことです。

床が、カーペットや畳、マットの場合はさほど心配はありませんが、
フローリングの場合は危険です。赤ちゃんはバランスが悪いため、
必ずしも前に転ぶとは限りません。

特にこのつかまり立ちの時期は後ろに転ぶということは十分に想定しておかなければなりません。
この時期の赤ちゃんは頭が大きくて上半身が不安定なため、
転んだ時には、頭を打つということを意識しておいてください。
もし、赤ちゃんが後ろに転んで頭を打ったら…という危険を考えておく必要があります。

その点で、赤ちゃんの居場所としてコルクマットを敷くことはとても安心できます。
万が一、赤ちゃんが転倒したとしても、コルクマットがその衝撃をかなり吸収してくれます。
備えあれば憂い無し、赤ちゃんの安心安全のためにコルクマットはとてもおすすめです。

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