マンションでの犬や猫のペット飼育問題|トラブル原因と注意点

マンションやアパートなどの集合住宅や賃貸住宅で、
犬や猫のペットを飼いたい思う人
は多いと思います。
しかしその一方で難しいこととして断念する人が多いのも事実です。

でも、ちょっと待ってください、本当に難しいことなのでしょうか?もし、ペットを飼うのは一戸建てでないと難しい、また犬は屋外の犬小屋で飼い、猫は放し飼いにするのが普通と考えているとしたらそのそれは少し古い考えです。

確かに、室内であるばかりでなく、集合住宅で飼うとなるとそれなりに気をつけなければならない点が多いのも事実です。

しかしマンションやアパート暮らしによる核家族化や高齢化、一人暮らしなど、家族が少なくなる傾向の高い現代こそ、家族の一員としてのペットとのふれあいに安らぎが必要とされているのではないでしょうか。

そこでマンションなど集合住宅の中で、犬や猫のペットと暮らしたい人のために、
できるだけトラブルをなくし、飼いやすい方法を考えてみたいと思います。

マンションでのペット飼育基準

マンションなどの集合住宅では、ペットを飼えるかどうかの飼育基準では
以下の3つの種類に分けることができます。

■ペット共生型マンション
近年、人気が出てきているのがペット共生型のマンションです。
初めから犬や猫のペットを飼うことを前提に設備や管理方法が考えられているのが特徴で、
ペットコンセプトマンションとも呼ばれています。

もちろん入居するのはペットを飼う人、またはこれからペットを飼う予定のある人です。
そもそもペット好きの人しか入居しないため、ペットの鳴き声などで
苦情やトラブルになる可能性は低いといえます。

また、ペットと暮らすという共通のライフスタイルにより、
ペットを通じてのコミュニケーションが盛んなことも特徴の一つです。

■ペット可マンション
文字通りペットと飼うことをが認められているか、
もしくはペット禁止とは明確に謳われていないマンションです。
ただペットなら何でもいいわけではなく、規約として犬および猫に限定するなど
ペットの種類が決められています。

しかし、ペット可ということはペットを飼っていない人との共生が重要になります。
中には動物が苦手な人がいることも十分に考えられ、
鳴き声、騒音など理解を示していただけずトラブルになることも想定されます。
そのため飼育管理規約として細かい部分まで規定されていることが多いため、
ルールを守りトラブルにならない注意と配慮が必要となります。

■ペット禁止マンション
ペット共生型、ペット可とは逆に、ペットを飼うことはトラブルに
つながる可能性が高いとの発想から、禁止にしているマンションです。

違反してペットを飼っていた場合、単に隣人とのトラブルというだけにとどまらず。
義務違反としての措置や被害の責任を負うことになるため、
ペットと暮らすことはあきらめ、もし飼いたい場合は、転居を考える必要があります。

ペットを飼えるかどうかの飼育基準では、ペット共生型、
ペット可マンションしか選択枝はありませんが、どちらの共通していえることは、
飼育管理規約などのルールや社会的なマナーを守ることが大切なのはいうまでもありません。

マンションでのペット飼育トラブル

マンションで発生するトラブルについて、国土交通省による調査の結果では、第一位が駐車問題、第二位が生活騒音問題、第二位ペット問題となっており、この3つの問題がマンションでの3大トラブルともいっていいと考えられます。

マンションでペットを飼うという点でのトラブルとしては、生活騒音問題とペット問題は同じ次元の問題としてとらえることが大切で、感情的な部分で水面下で進展し、問題が表面化したときには
大きなトラブルにつながるという点ではよく似ています。

また、ペットの鳴き声や足音は生活騒音問題の一つとして考えてよく、
そういう意味では、マンションでのペットが原因によるトラブルは
大きな割合を占めているといえるでしょう。

ただここで勘違いをしてはいけないことは、こうしたペットの問題は
ペット自体に原因があるわけではないということです。
放し飼いにされているわけではなく、必ず飼い主がいるわけです。

言い換えると、マンションにおけるペットの問題は飼い主の問題であるということです。
トラブルを最小限に抑えるためには、飼い主のモラルとマナーの意識を
高めていくことが大切となります。

マンションでの飼い主のモラルとマナー

ペットの飼育が可能なマンションでは、ほとんどの場合、ペット飼育規約が決められています。
入居者はその規約に従ってペットを飼育しなければならないのはいうでもなく、
最低限守らなければならないルールです。

しかしそれはただの規約であって、トラブルはそれだけでは回避できません。
そこで求められるのがそれを守る飼い主のモラルとマナーです。

ペット飼育規約の中のには、多くのは場合、共用部分での飼育管理方法が決められています。
一見、その規約を守っていればトラブルにはならないと思われがちですが、
そこには少し落とし穴があります。

それは、ペットを飼っている人と飼っていない人との動物に対する感覚の違いです。
どの人も動物好きとは限りません、ペットを飼っていない人の中には動物が嫌いな人だっているのです。

動物が好きな人にとっとは、なんでもない程度の鳴き声や臭いであっても、
動物が嫌いな人にとっては、とても不快なこととして感じていることもあるのです。

ここで大切となるのが、マンション住民間のコミュニケーションです。
こういった動物に対する感覚の違いといったギャップや感情的な問題は、
ペット飼育に関する問題ではなく、人間関係そのものだからです。

トラブルを回避するためには、日頃からお互いが理解できるよう、コミュニケーションをとっておくことが重要です。

マンション室内で飼う時の注意ポイント

マンションでペットを飼う時に特に注意しなければならないポイントが騒音問題です。規約の中で騒音問題に触れていても、せいぜい「無駄吠えに注意すること」程度だと考えられます。

ペットに限らず、マンションでの騒音問題は大きなトラブルに発展する可能性があるため、ペットのしつけはもちろんのこと、生活環境を工夫して鳴き声や足音などの騒音に気をつけることが大切です。

■無駄吠えをさせないための工夫
①共用廊下側の部屋や、玄関口にペットハウスやトイレを置かない。
特に犬の場合、外から不審な音が聞こえると吠える修正があります。
できるだけ外の人の気配を近くに感じる場所から居場所を遠ざけることで、
無駄吠えを防ぐことができます。

②窓際にペットハウスや寝床を置かない。
鳴き声は壁よりも、窓から伝わる音の方が大きいのです。
また窓際は温度差が激しく、犬や猫は急激な温度変化に弱いため、
窓から最低でも1メートルぐらいは離した方がいいでしょう。

②隣との堺になる壁際にペットハウスや寝床を置かない。
壁からは隣の生活音や振動として伝わりやすく、人には気にならない音でも、
犬や猫は敏感に反応します。
壁にはペットハウスや寝床をぴったりとつけない方がいいのです。

■騒音対策の工夫
①フローリングにマットを敷く
マンションにおいてペットの居場所となる、リビングや廊下は
ほとんどがフローリングだと思います。フローリングの上を犬や猫が歩く時の立てる爪音は、
階下にシャカシャカと耳障りな音となって伝わります。

またはしゃいで飛び跳ねたり、ソファなどから飛び降りたりした時のドシン音は、
かなり響くため階下で生活する人にとっては不快な音の一つです。

ペットの生活範囲となるフローリング部分には防音用のマットを敷くことをおすすめします。
マットを敷くことはペットの爪による傷防止になるので、特に賃貸マンションの場合、
フローリングの保護という意味でもおすすめです。

さて、マンションなど集合住宅の中でペットと暮らしやすい方法をいろいろと考えてみました。
まず、ペット禁止マンションで、ペットを内緒で飼うことは論外で、
ペット可マンションにおいても規約を守るのは当然のことです。

ただそれ以上に大切なことは人間関係です。
マンションなど集合住宅の中でペットとの共生は、実は人との共生でもあるということを
考えてみていただきたいと思います。

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犬の高齢化に備えて|老犬介護のためのバリアフリー対策

最近では犬の寿命が伸びたことによって、高齢化による老犬介護という問題が
クローズアップされてきました。

老犬

その要因は、犬の住環境の変化や食生活の変化など様々ですが、犬の高齢化にともない、今現在、老犬がいるご家庭はもちろんですが、今は元気でも、いずれ先には、犬が老化で足腰が弱ったりして足をひきずるようになったり、視力が落ちたりするなど、高齢の犬を介護するという現実が待っているということをしっかりと認識しておく必要があります。

今現在、犬を飼っているのは庭など屋外でしょうか?それとも室内でしょうか。
様々な環境や事情もあり、人それぞれだと思いますが、
老犬になってきたら室内で飼うことがおすすめします。

犬が高齢になってくると、外飼いの場合寒暖の差も激しく体力を消耗するのです。
夏に暑い日が続くと熱中症になりやすく、冬に寒い日が続くとすぐに肺炎になってしまいます。

しかし今までずっと外で飼ってきた場合、環境の変化が犬にとってかえってストレスに
なってしまうのも心配しなければならず、しつけの問題等もあり急に室内で飼うのは
難しいかもしれません。

そのためできれば犬が高齢を迎え介護が必要になってくることを見越して、
元気なうちから徐々に室内飼いに慣らしていくなどの配慮も必要となるでしょう。

つぎに老犬の介護という点から室内のバリアフリーについて考えてみたいと思います。

老犬にバリアフリーが必要な理由

人間にとっても高齢者がいらっしゃるご家庭ではバリアフリーが重要視されています。
同様に老犬の室内活動スペースもできるだけバリアフリーということを考える必要があります。

老犬になると、脚力など体力の衰えと同時に、聴覚や視覚など感覚の衰えが
目立つようになってきます。

そのため、ちょっとした段差を避けることができなくなったり、
障害物にぶつかったりするようになります。

一般的には、犬の老化は脚力や体力と並行して、聴覚、視覚の順番で進むといわれています。
これらの老化は一旦進み始めると止めるのは難しいため、段差を無くすような配慮や
障害物を避けれるような配慮、ぶつかっても大丈夫な工夫などの、
バリアフリー対策が必要となるのです。

脚力や体力の衰えによるバリアフリーの必要性

まず、バリアフリーで最も重要視されるのは段差対策です。
脚力が衰えると敷居などのわずかの段差でも、つまずいて転んでしまい、
足腰を痛めてしまうなどの危険があります。

老犬の場合、足腰を痛めることが致命傷となり、そのまま寝たきりになる
可能性も考えられるため注意が必要です。

犬の脚への体重のかかりぐあいは前肢:後肢で7:3位の割合です。
前肢の負担はそれほどでなくしっかりしていても、後肢が股関節の衰えによりついていかず、
敷居などのちょっとした段差にひっかかると腰砕け状態になって転倒してしまいます。
また、足が短い小型犬の場合は、小さな段差でもお腹を打ったり足腰を痛める原因となるのです。

犬は高齢になとる筋肉量のいちじるしい低下がおこります。
できるだけしっかりと歩いて筋肉を維持すること、逆に足腰に負担をかけないこと、
その両方ががつまずき防止にもなるため歩きやすい床の方がいいのです。

そのため老犬の場合は、元気に走り回る元気な犬とは別な意味で床の滑り止め対策
する必要があります。

後肢が弱ってふらついてくると、床が滑るというのは相当大きなな負担となります。
場合によっては床を怖がって歩かなくなったり、踏ん張りがきかないため、
立てなくなったりもします。

こうなるとますます歩けなくなる、足腰を痛めるという悪循環になるため、
ロコモ防止、予防のためにも床にはコルクマット
を敷くなどの対策をすることが大切です。

視力の衰えによるバリアフリーの必要性

視力も加齢にともない低下してきます。
特に白内障といった目の病気になると、視力の低下もかなり進行します。
犬の視力の感覚は、人間が目で見ることが生活に重要部分を担っているのとは少し違い、
生活上の様々な感覚は視力より嗅覚に頼っています。

そのため、視力が落ちてもいつもどおりの生活をしているように見えるので、
飼い主はそのことに気がつかない場合も多いのです。

しかし進行すると、家具やものにぶつかったり歩き方が変わったりするなど、
明らかに様子に変化がでます。

障害物にぶつかると、目のケガをしたり思いがけないケガをする可能性があるため、
電気製品や家具の角や柱などの出っ張りになど、危険が想定さける場所は、
あらかじめ物をよける、タオルや気泡シートなどクッションになる柔らかいもので覆う等の
対処が必要です。

できるなら、障害物がないバリアフリー空間が望ましいのですが、
犬の視力が低下し嗅覚などの感覚にたよって生活している場合は、家具の位置を大きく
変えるような部屋の模様替えは、戸惑う可能性があるので気をつける必要があります。

犬の高齢化に備えて

バリアフリーに対して、バリアアリーという言葉が使われます。
人でも犬でもバリアフリー化によって体を動かさなくなり、
衰えがひどくなったり老化が進むという考えから、むしろ段差などの障害を
取り除かない、積極的には、わざと段差をつけるという意味合いの言葉です。

私もその考えには一理があると思います。
犬の高齢化に備えて、元気なうちから積極的に散歩などの運動をさせたり、
段差を上がらせたりして、筋力の維持、老化の防止をするのは大切です。

しかしそれはある程度元気なうちのことで、実際に足腰が弱ってきたり、
病気になったりして、歩くことにも支障がでるようになるといった一線を越えた場合は、
やはり犬に安全でやさしい環境を作ることが大切だと考えます。

バリアフリー対策とは、高齢化により生活に支障がではじめた犬が、少しでも快適に
暮らしていけるように備えるということなのです。

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老犬の床ずれは予防できる|もしも老犬が寝たきりになったら…

愛犬との暮らしは、たくさんの素敵な思い出とともに年月が経つのも早く、
いつのまにか老犬といわれる時期になっているものです。

老犬

人間においても高齢化は大きな問題の一つですが、犬もまた平均寿命が延びたことによる高齢化は、痴呆や寝たきりなど深刻な問題を引き起こしています。

老犬は人間と同じように寝たきりになると床ずれがおこります。犬の床ずれは人間とは違い、皮膚が腐る膿が出るなど、その痛々しい状態は初めて遭遇するとびっくりすることでしょう。そして最初のうちはそれが床ずれだとは気がつかないかもしれません。

老犬が自力での歩行が困難になり、寝たきりになった場合には、
まず床ずれの予防を考えてあげてください。
そしてもし床ずれになった時は、そのまま放っておくとどんどん症状が進んでしまう深刻な
問題であるため、早目の発見と治療が必要になります。

老犬の床ずれの特徴と症状について

床ずれは、寝たきりになると同じ姿勢のまま自由に体を動かすことが出来なくなるため、
肩、腰、足首、かかと、頬骨の部分など、骨が飛び出していて体重のかかる部分が
長時間圧迫され血流が悪くなることで起こります。

そのため大型犬や中型犬、痩せている犬がなりやすいので注意が必要です。

床ずれとは、筋肉や皮下組織の血行障害は壊死を引き起こし、
その部分の皮膚が破れむき出しになった状態です。
さらに進行して重症化をすると骨が見えるようになるまでになることもあります。

重症化をすると傷が治りにくく、治療にひじょうに長く時間がかかります。
できるだけ床ずれの進行サインを軽症のうちに発見をして、悪化させないことが大切です。

▶床ずれの進行サイン

■毛が切れたり薄くなる
圧迫されている部分の毛が擦り切れたり、抜け落ちてだんだん薄くなる。

■皮膚が赤く変色する
毛が薄くなった部分が皮膚炎のように赤くなり、痒みや痛みが出る。

■水ぶくれになる
皮膚が赤くなった部分が、しだいに白っぽくなり水ぶくれになる。
触るとブヨブヨしていてる。

■皮膚が破れてただれる
水ぶくれを放っておくと破れ、皮膚がただれジュクジュクした体液がでる。

進行サインをチェックして、皮膚が赤く変色しているところまで進行している場合、
次の段階にはすぐに進行してしまいます。

また、皮膚のただれ等、すでに悪化している場合も含め、進行サインを発見した時点で、
病院の診察を受けることが大切です。

老犬の床ずれの予防方法について

床ずれは一度できてしまうと治りにくいため、ならないにこしたことはありません。
そこで予防をすることがとても大切になってきます。
もし老犬が寝たきりになった時は、床ずれ予防のために以下のようなことに気をつけてください。

■定期的に寝返りをうたせてあげる

寝たきりになると自力で寝返りがうてないため、介助する人の手によって、
定期的に向きや体位を変えてあげることが効果的です。
また、時々体を浮かせてあげるようにすることも圧迫部分の血流回復の効果があります。

ただし、老犬は骨や関節が弱くなっていたり、心臓も弱くなっているため、
姿勢を変えてあげる時にも、体に負担をかけないようにゆっくり動かす、
急激に変えないなどの配慮が必要です。

体重が重い中型、大型犬の場合、寝かせたまま変える必要があるため、
特に背骨に負担がかかりやすいため工夫が必要となります。
姿勢を変える時には背骨が当たる部分にクッションや低反発マットなどを置いて、
できるだけ負担がかからないようにしてあげます。

犬の体を定期的に動かすとともに、注意深く体の様子を観察するようにすることが
予防につながります。

■ベッドの工夫をする

まず第一選択としたいのが、老犬介護用の床ずれ予防ベッドや介護用マットです。
床ずれ予防専用に作られているため、体圧の分散や衛生面においても考慮されているため
おすすめです。
獣医さんによると介護用のウォーターベットが一番いいとの意見もあるようです。

また介護用ベッドやマットの上で寝かせていても、床ずれになりやすい場所は
なってしまいます。そのため、あらかじめ床ずれになりやすい部位には
ドーナツクッションをあてがうことで対処をします。

介護用のドーナツクッションも販売されていますし、
タオルをねじってドーナツ状にしたものでも十分に代用が可能です。

その他、寝たきりになると排泄物についての配慮も必要になります。
いつ漏らしてもかまわないように、ペットシーツを敷くなど衛生面にも
気をつけることが大切です。

■マッサージをする

寝たきりになると体を動かさないため、血液やリンパの流れが滞ってしまいます。
この血流やリンパの流れは傷の治り方にも影響するため、マッサージをしてあげます。

むくみがちになる前肢、後肢を下から上に心臓にむかってのマッサージが効果的です。
また関節が固くなってきた場合は、関節を延ばすようなマッサージも効果があります。

これらのマッサージは犬が嫌がらない程度に、少し強めに撫で上げるような感じで、
血行を良くするようにイメージして行うといいでしょう。

マッサージをする時には犬の体の様子を観察するための、いい機会となるので
注意深く観察をしてください。

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犬の足腰の病気|びっこや引きずりの症状と原因

犬は足や腰に痛みや違和感があると、急に歩き方が変わったり、
びっこを引いたり、しぐさや行動に変化がでます。

もしかしたらあなたの愛犬は足腰の病気になっているのかもしれません。
いつも犬の歩き方やしぐさを注意深く観察してその変化に気をつけることが
大切です。

犬の足腰に関係する病気をまとめてみました。
犬の様子の変化と症状にピンとくるものがあり早期発見につながれば幸いです。

膝骸骨内方脱臼(しつがいこつないほうだっきゅう)

ひざの骨が内側にずれ足が曲がって歩きづらくなる

犬の足で多い病気

犬の足の病気で多いのが膝骸骨内方脱臼です。

後ろ足のひざのお皿の骨が内側にずれる病気で、特に小型犬に多く発症します。外傷性が要因である場合もありますが、ほとんどが先天性のケースが多く、遺伝的な要因が強く影響していると考えられています。また、発育に伴って発症してくるケースも多くあります。

初期症状は伴わない場合がほとんどですが、進行してくると後ろ足が内股に見えたり、歩きにくそうなしぐさをするようになります。

片方に発症すると痛みで片方の足をかばうため、両足共に発症するケースも多くあります。

【症状】
●後ろ足が内股に見える
●ときどきスキップをするような歩き方をする
●片足を上げたまま立つことが多い
●立ったままひざを曲げたり伸ばしたりする

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)

股関節がゆるんで後ろ足のふらつきがあらわれる

股関節が発育異常により、正常に形成されなかったり、変形により骨盤のおわんの部分に太ももの大腿骨がぴったりと入らなくなり、股関節がゆるむ病気です。

股関節の軟骨がぶつかり合う時におこる炎症による痛みで、歩き方に異常がみられるようになります。遺伝的な要因がほとんどで、生まれつき股関節のはまりが浅い大型犬に多く発症する病気です。

多くが生後4ヶ月から1年までの間に発症し、ほとんどの場合、両方の後ろ足に
症状があらわれます。

【症状】
●腰を振って歩いている
●段差の上がり下りを嫌がる
●散歩の途中に座りたがる
●散歩を嫌がる
●ジャンプを嫌がる

椎間板ヘルニア(ついかんばんヘルニア)

背骨の間のクッションがずれて脊椎を圧迫。痛みや足の麻痺も

人間においても腰痛の病気としてあまりにも有名な椎間板ヘルニアですが、犬においても同様に多い病気です。

背骨の間には椎間板という弾力のあるクッションのようなものがありますが、激しい運動や負担のかかる動作により、椎間板が押し出されてしまい、脊椎の神経を圧迫してしまうのです。また、背中だけではなく首に起こる場合もあります。

突発的に発症してしまう場合と、徐々に進行して発症する場合がありますが、
圧倒的に突然起こるケースが多いです。

【軽度の症状】
●背中を触ると痛がる
●あまり動きたがらない
●段差の上がり下りをつらそうにする

【重度の症状】
●後ろ足をひきずって歩くようになる
●段差の上がり下りができなくなる
●横になったまま動けなくなる

レッグ・ペルテス病

股関節の骨の一部が溶けてしまう

股関節の血管が傷ついて骨盤とつながっている大腿骨の先に血液が回らず、股関節の骨の一部が溶けてしまうことで関節の変形してしまう病気です。

現在はまだ原因についてはよくわかっていません。遺伝的な要因だと考えられています。

比較的、小型犬の成長期に多く発症し、進行性であるためほおっておくと、痛みにより足を引きずって歩くようになり、発症した方の足はだんだんと痩せていくようになります。

初期の症状が軽い場合は、運動制限や鎮痛剤を使い対処する場合もありますが、残念ながら進行性の病気であるため、最終的には手術が必要となります。

根本的な治療としては手術で壊死した部分を切除し手術後にリハビリを行います。
足が筋肉が落ちて痩せ細ってから手術をするとリハビリもその分たいへんに
なります。できるだけ早く手術をすることが大切です。

【軽度の症状】
●片足をかばって歩くようになる
●片足をひきずるようになる
●触ると痛がる

【重度の症状】
●歩けなくなる
●足が痩せ細っていく

特発性多発性関節炎(とくはつせいたはつせいかんせつえん)

小型犬に多い人のリウマチに似た病気

関節の病気といえば関節リウマチが有名ですが、特発性多発性関節炎も
よく似た病気で、免疫介在性の多発性関節炎と呼ばれることもあります。

文字どおり足首やひざなど、複数の部位に同時に関節炎がおこります。

原因はよくわかっていませんが、免疫の異常と考えられており、ストレスなどで
免疫力が低下すると発症しやすいといわれています。
本来は自分の体を守るための免疫が、なぜか自分自身の関節を攻撃してしまい、
そのための関節炎により痛みや歩行が困難な状態になります。

進行性の病気であるため、ステロイドや免疫抑制剤により、免疫反応を
コントロールし、進行を抑制する治療を行います。

【症状】
●足をかばって歩くようになる
●あまり動かなくなる
●関節が腫れている部分がある
●関節を触ると痛がる

犬の足腰の病気を予防する3つのポイント

犬の足腰に関係する病気のうち代表的な4つの病気を取り上げてみました。
どれも聞きなれない病名だったかもしれませんが、犬は意外なほど足腰が
弱い動物なのです。

どの病気も先天性の遺伝的なものが強く影響しているのは事実ですが、
それ以外の環境的な誘因について気をつけることで、ある程度の予防が可能です。

どの病気にも共通した、気をつけたい3つのポイントをあげてみました。

犬が滑りにくい環境で足腰を守る

フローリングなどの滑りやすい床は、毎日のように滑ることを繰り返していると
足腰に大きな負担となり、病気の誘因となります。
床に犬の滑り止めの工夫をする必要があります。

段差を避ける工夫と、飛び降りや飛びつき防止

階段や玄関先など室内の段差があるところは、犬が近寄らない工夫と、
段差をなくするバリアフリーなどの工夫をする必要があります。
散歩のルートに階段など段差がある場所は避けて通るようにするのがいいでしょう。

また、ソファなどから飛び降りたり、はしゃいだりして飛びついたり、
むやみにジャンプをさせないようにすることも大切です。

体重管理で肥満防止

肥満による体重は足腰にダメージを与え病気の誘因となります。
特に小型犬は足腰の骨が細く、少しの体重増加でも大きな負担がかかるため、
注意が必要です。体重管理をしっかりとし、必要であれば獣医の指導も受ける
ようにします。

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犬のアレルギーが増えている!原因と症状&予防法

最近では犬のアレルギーがとても増えています。

動物の体にも人間と同様に、体内に侵入する異物を取り除くために免疫が
備わっていますが、本来は無害なはずの食べ物や環境要因に過剰に反応して
体に症状として出るのがアレルギーです。

このアレルギーのメカニズムは全く人間と同じですが、アレルギー体質の犬は、
皮膚のバリア機能が低下しやすくなるため、皮膚病として症状が出やすいのです。

アレルギーの発症の引き金となるのは、食物、ハウスダスト、カビ、ダニやノミ
など様々ですが、生活環境や食生活の変化やストレスなどで、本来の免疫力が低下
することもアレルギーになりやすくなる原因となります。

そのため室内で飼っている犬はアレルギーになりやすいといえます。
また、アレルギーが原因によって症状がでた皮膚病は、免疫機能の低下を伴うため、
治りにくいのが特徴です。

犬がなりやすいアレルギー性の皮膚炎は主に3つがあります。
その特徴や症状、原因を知って早めの治療と予防をしましょう。

アトピー性皮膚炎

■アトピー性皮膚炎の特徴と症状
アレルギー性皮膚炎のなかでも、そのひとつであるアトピー性皮膚炎は最近とても
増えており、アレルギー性皮膚炎の大きな割合を占めています。

特に生まれつき遺伝的にアトピー性皮膚炎になりやすい傾向のある犬の種類があり、注意が必要です。

■【アトピー性皮膚炎になりやすい犬種】
●柴犬●シーズー ●シェットランドシープドッグ●ゴールデン・レトリーバー●ララブラドールレトリーバー●ウェストハイランドホワイテリア

また、生後6ヶ月から3才くらいまでの子犬から若い犬に発症しやすいのが特徴です。

激しいかゆみを伴うためとても痒がります。皮膚の赤みや発疹などの症状が、
お腹や足、顔などの部分的ににみられるようになります。
しかし長期間かかっていることにより悪化すると症状が全身に広がって
しまうこともあるので早めの対処が必要です。

■アトピー性皮膚炎の原因
遺伝的な要因にプラスして、ダニ、ハウスダスト、カビ、花粉などのアレルゲン
が引き起こす原因となります。
室内犬がアトピー性皮膚炎になることが多い理由は、これらのアレルゲンに
触れる機会が多いことが原因です。

■アトピー性皮膚炎の治療と予防
基本的にはかゆみや炎症を抑え投薬治療が中心となります。
また新しい治療法としては、アレルギー体質の改善とアトピー性皮膚炎の症状を
和らげる効果のあるインターフェロン療法も注目されています。

また低下した皮膚バリア機能を補うためにセラミドなどの保湿剤で、外部からの
皮膚へのアレルゲンの侵入を防ぎ、症状の悪化を防ぎます。

そして、アレルゲンとなるものを特定し原因の除去をすることがポイントです。
特にダニはアレルギー疾患の最大のアレルゲンであるといわれています。

もしアレルゲンがダニである疑いが強い場合、犬の生活環境の中でダニ対策
を徹底することが大切となります。

犬の寝る場所はもちろんのこと、床やソファなど犬が触れる場所の掃除を
こまめにするとともに、室内の湿度に気をつけダニは繁殖を防ぎましょう。

食物性アレルギーの皮膚炎

■食物性アレルギーの皮膚炎の特徴と症状
ドッグフードを毎日食べている犬に多く発生する傾向があるのが食物性アレルギーです。
ドッグフードに含まれているタンパク質や炭水化物がアレルゲンとの関連性が高いと
されており、毎日同じ種類のドッグフードを食べていることで発症の可能性も高くなる
傾向があるようです。

他のアレルギーとの見分けは、まず口のまわりなど食べ物が触れたところや、目のまわり、耳の奥の部分などの体の内側から赤みや発疹がみられた場合、またその部分をかきむしっている場合は食物アレルギーを疑う必要があります。

最初の部分的なサインを見逃すとアトピー性皮膚炎とも症状が似ており、併発しているケースもあるため見分けがつかなくなることもあります。

■食物性アレルギーの皮膚炎の原因
食物性アレルギーの原因は牛肉や鶏肉などの肉類、大豆、卵、乳製品、小麦など
数多くあり様々です。ドッグフードとの関連性が高いことはわかっても、
どの食物がアレルギーの原因となっているかを調べるのは簡単ではありません。

しかし、食物性アレルギーはその原因を特定しない限り治療が難しいため、
獣医さんと相談しながら根気強く取り組むことが大切です。

■食物性アレルギーの皮膚炎の治療と予防
まず獣医さんの指導のもと、アレルギーの疑いがある食物を外した食事を
一定期間与えるという除外診断を行います。
もしそれでアレルギー反応がなければその食物を含まない食事を与える
食事療法を続けます。

ドックフードを新しいものに変える時や、おやつを与える時は、特にアレルギー
反応がないか注意深く観察することが大切です。
また、ドッグフードをアレルギーが出にくいラム肉などを使用したアレルギー
対策のものにすることで、ある程度予防が可能で体質改善にもつながります。

ただし基本的には何でも食べれることが犬にとってもいいことなので、
過剰にアレルギーの予防をする必要はなく、症状が出た時の対処と考えた
方がいいでしょう。

ノミアレルギー性皮膚炎

■ノミアレルギー性皮膚炎の特徴と症状
アトピー性皮膚炎と並んで多いのがノミアレルギー性皮膚炎です。
アトピー性皮膚炎が室内飼いの犬に多いのに対して、ノミアレルギー性皮膚炎は
外飼いの犬に多く発生します。

犬の体に寄生するノミにアレルギー反応を起こすため、ノミが寄生しやすい背中からお尻、しっぽの付け根にかけて症状が出る場合が多くあります。

その範囲に、赤いポツポツの発疹や脱毛があらわれた場合はノミアレルギーを疑ってみます。実際にノミがいる場合は間違いなくノミアレルギー性皮膚炎と判断できますが、ノミが見つからない場合も多いので注意が必要です。

■ノミアレルギー性皮膚炎の原因
外をを散歩時にノミを野良猫と接触することでもらうことが多くあります。
また、猫と同居している場合にもノミをもらう可能性が高くなります。

ノミが発生しやすい季節は一般的には春から夏にかけてですが、最近では
暖房で住宅環境が整っているため、冬でもノミが発生します。

ノミアレルギーは、ノミにかまれた時の唾液ばかりだけではなく、ノミのフンや、
死骸が犬の皮膚から体内に入ってアレルギー反応が起こるケースもあります。
黑い点のようなノミのフンや死骸が皮膚についたら注意が必要です。

■ノミアレルギー性皮膚炎の治療と予防
まず、体に寄生しているノミを駆除することが一番大切で、
ノミ駆除と並行して他の皮膚炎と同様にかゆみや炎症を抑えるための
投薬治療を行います。

ノミを駆除するには、動物病院で処方される皮膚に垂らすタイプの薬が
即効性がありおすすめです。
最近ではノミの卵や幼虫の発育まで阻止する効果があり、確実性のある
ノミ対策が可能となっています。

犬にノミが寄生していた場合、見つけたノミは氷山の一角であると考えられます。
犬が過ごしている場所のノミ駆除を徹底して行ってください。
また、猫や他の犬が同居している場合は、一緒にノミ駆除を行ってください。

ノミの駆除薬は一度だけではなく定期的に使用することで、ノミアレルギー性
皮膚炎の予防効果があります。

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犬のアレルギー症状のうちで大きな割合をしめる、アトピー性皮膚炎とノミアレルギー性皮膚炎には、ダニ、ハウスダスト、カビ、花粉などのアレルゲン除去とノミの徹底駆除が効果的です!コルクマットはダニやカビを寄せつけず、掃除がしやすいので犬のアレルギー対策におすすめです!
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犬の皮膚病の予防と早期発見のために

犬の皮膚はとてもデリケートで、皮膚病は一度かかると慢性化しやすく
治りにくいのが特徴です。そして動物病院にかかる犬のうち最も多いの症状が
皮膚病です。

いろいろな症状が出て辛いのは犬だけではなく、見ている飼い主も辛いものです。
できるだけ早めの発見をすることが症状を軽くし早期に治すことにつながります。

犬の症状から判断できることも多いので注意深く観察して、皮膚病の悪化を
防ぎましょう。

早期発見と予防のコツ

犬の皮膚病の早期発見のためには、抜け毛の量を意識してチェックし、
特定の箇所だけが脱毛していたら要注意です。

犬の皮膚病の早期発見

また、犬の皮膚は毛をかき分けて見なければわかりません、そのため皮膚病ははっきりとした症状が現れないと気がつかないことが多いものです。異常がなくても年に数回は健康診断を受けることも早期発見につながります。

予防をするためには、人間の肌と同様に犬の肌の状態によく注意する必要があります。清潔にすることはいいことですがシャンプーの回数に気をつけてください。

月に何度も洗うと皮膚のバリア機能が低下するため、保湿タイプのシャンプーを使用し、肌を清潔にするとともに保湿をしっかりしてあげてください。
シャンプー後にはしっかりとドライすることが大切です。

また、高温多湿の環境は犬は毛におおわれているため蒸れたりかぶれたりして
皮膚病の原因となります。部屋の温度や湿度に気をつけてください。

部分的に肌が赤くなる

犬の肌の色はうすいピンク色であったり、グレーっぽかったりと犬によって違いが
あるため、まず健康時の普段の犬の肌の色をよく観察しておく必要があります。
運動をした後などに一時的に血行がよくなって、皮膚全体がうすいピンク色から
赤くなる程度は問題はありません。

しかしお腹や背中、お尻やしっぽのつけ根など部分的に赤くなっている場合は
皮膚に炎症が起こっているサインと考え皮膚病を疑ってみる必要があります。

犬の皮膚病のなかでとても多いのがアレルギー性皮膚炎です。
そしてそのアレルギー性皮膚炎で多いのがノミアレルギーとアトピー性皮膚炎です。

背中からお尻、しっぽのつけ根にかけて赤いブツブツができていたら、
ノミアレルギーの可能性があります。
また、アトピー性皮膚炎はお腹や足のつけ根、耳や鼻、腋の下など、
薄いところが部分的に赤くなります。

赤みは比較的皮膚病の初期段階でみられる症状なので、発見したら早めに病院に
行くことが大切です。

フケが多く出たり皮膚がベタベタする

フケは新陳代謝によるものなので、健康な犬でも多少は出ますが、急に多量のフケが
でるようになったり、大きなフケがはがれ落ちるようになったら要注意です。
特にホワイト系やホワイトクリーム系の犬の場合は、フケに気がつかないことも多く、
普段から毛をかき分けてフケが出ていないか確認をする必要があります。

犬のアレルギー性皮膚炎

シャンプーを定期的にしていても、シャンプーが合わなかったり、シャンプー後のすすぎが不十分な時にもフケが増えることがあります。

外部寄生虫のツメダニが原因のツメダニ症や、ノミアレルギー性皮膚炎、カビの感染で起こる糸状菌感染症といった皮膚病や、ホルモンの異常の病気のクッシング症候群や、栄養失調でもフケの症状がでます。

ベタベタしたフケや黄色いフケが出る時は、脂漏症を疑ってみる必要があります。
脂漏症がひどくなると脂漏性皮膚炎になる可能性があるので注意が必要です。
肌や毛がベタついたり、毛をかき分けてみると脂性の黄色いフケの塊のようなものが、
うろこのように肌についていることもあります。

シャンプーが合わない場合は変えてみて様子をみてもいいですが、脂漏症が疑われる
場合は早めに病院で診察を受けてください。

皮膚がガサガサしたりと硬くなる

皮膚がガサガサしたり象の皮膚の様に硬く厚ぼったくなっている症状は、
角化症という皮膚病を疑う必要があります。

この角化症というのも犬の皮膚病の中ではとても多い病気です。
一般的にはアトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎などの他の皮膚病に伴って起きる場合が
ほとんどで、かゆみを伴う皮膚病が慢性化し掻きつづけることで悪化していきます。

また、角化症になってしまうと乾燥してかゆみを伴うため、さらに掻きつづけ
合併して起きている皮膚病もさらに悪化してしまうという悪循環に陥ってしまいます。

角化症はかゆみの原因となる根本的な要因を見つけてかゆみを止めることが重要です。
そのためには病院で診断をしてもらい必要な薬を使うなどの対処が大切です。

ストレス性の皮膚病

最近では皮膚の同じ箇所を繰り返し舐め続けることで皮膚炎になってしまう、
舐性(しせい)皮膚炎というものが増えています。
たいていは口が届きやすい前足の甲の部分に起こります。
また前足の上面の部分、太ももの裏や肘、足の甲といった部分に起こることもあります。

犬のストレス性の皮膚病

これは多くの場合、精神的なストレスが原因となる皮膚病です。いつも叱られてばかりいたり、散歩をさせない、いつも留守番ばかりさせているなどの犬にとって精神的な負担が続くとストレスとなり、同じところを舐めるという、同じ行動を何度も繰り返してしまうようになるのです。

引っ越しなど環境の変化が原因となることもあるので注意が必要です。

犬にとってストレスとなるような原因がないか生活パターンや環境を見直してあげることが大切です。

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犬のストレスをなくするためには生活環境を見直してあげることが大切です。コルクマットは犬にやさしい快適な環境を作ることに役立ちます!
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犬が快適に生活できる住まいの工夫(玄関・廊下・階段・リビング)

室内で犬が快適に生活できることを考えたときに、人にとっての快適さとは
また違った工夫が必要となります。

特に、安全性については一番大切で、犬が不具合や事故を起こさないよう
特別な配慮をしてあげることが重要です。

そこで、犬が室内で生活するときのいろいろいなシーンを想定して、
犬にとってやさしい住まいの工夫について考えてみたいと思います。

玄関や廊下の工夫

室内で犬を飼っていても、100%室内で散歩もさせませんということは
あまりないと思います。犬にも運動不足やストレスがあり散歩をさせて
あげることは必要です。

そういう意味では、玄関は人と同様、犬にとっても外出する時の通り道であり、
配慮をしてあげる必要があります。

犬の通り道の玄関や廊下の工夫

まず、玄関の上り口の段差対策を考える必要があります。特に小型犬や老犬がいるご家庭では、段差に高さがある玄関を飛び降りたりすると、脚を痛めたり、股関節脱臼になる危険があるため注意が必要です。

できれば段差がなくなるように、ペット用のスロープか、ステップなどを用意できるとベストです。2段か3段のステップになるようにボックスを重ねて置くなどで代用してもOKです。

しかし勢いがついて段差を誤って飛び降りてしまうということもあるでしょう。
その時、玄関の土間が硬くてすべりやすいタイルや、コンクリートだと危険です。
弾力性のあるコルクマットを土間に敷くという対策はいかがでしょうか?

玄関の土間全面にコルクマットを敷いているという方もわりといらっしゃるようです。
大切なことは、犬が玄関の上がり下りをする時の脚への負担を、可能な限り
なくするということなのです。

なぜか犬は玄関が大好きです。
昼間に家族全員が外出して留守になる家の場合、犬が玄関で寝て家族の帰りを
待っているということはよくある光景です。
蒸し暑い夏などでは、玄関先が涼しいということもあるのでしょう。
玄関先の犬の居場所として、玄関マットとしてラグ風にコルクマットを敷いて
あげるのもおすすめです。

玄関周りにコルクマットを敷くということは、一般的に暗い印象の玄関の土間が
とても暗い明るい印象となり、コルクの効果で冬は暖かく夏は涼しくお客様の
お迎えができるという人にとってもうれしい効果があります。

また廊下についても配慮が必要な場所です。
待ちに待った家族が帰ってくると、嬉しくておかえりなさいのダッシュを
しやすい場所で、何らかの滑り止めが必要となります。
ここでも、コルクマットが一番のおすすめです。

階段の工夫

二階建ての住宅にお住まいの場合、階段を使って上り下りをする必要があります。
しがし、階段は人に合わせて作られたもので、犬が上り下りをすることは想定
していません。そのため、犬にとっては階段は非常に危険なものなのです。

特に上る時よりも下りる時が危なく、滑って転落してしまうということが十分に
考えられ、実際に転落事故は多く発生しています。

またトイプードルなどの小型犬や足の短い犬にとって階段を下りるということは、
普段しない無理な動作をすることになり、かなり足腰の負担となります。
頻繁に階段の上り下りを行っているとヘルニアになってしまう可能性もあります。

できれば、赤ちゃん用のベビーゲートのようなものをつけて階段への侵入を防ぎ、
上り下りをさせない工夫が必要です。

リビングの工夫

リビングは家族と過ごす場所で、家族の一員である犬にとっても一番長い時間過ごす
場所となるため、一番最初に快適に生活できる工夫をしてあげたいものです。

たとえば床は滑りにくく、なおかつ傷がつきにくく汚れてもサッと拭くだけでよく、
安全で掃除が楽な素材を選ぶことがポイントです。

フローリングは掃除をしやすい点では合格ですが、滑りやすく傷がつきやすいという
点ではNGです。また、カーペットは逆に抜け毛が絡んだり、ダニやノミが発生しやすいなど、
掃除がしにくいという点でNGです。

リビングの工夫

そこで、全てを兼ね備えたすぐれた床材ということでコルクマットという選択となるのですが、犬の床滑りを防止する点、爪にやさしい点、掃除がしやすくダニが発生しにくい点、フローリングの傷防止になるなど、犬の生活環境にとってこれ以上やさしい床材はないのではないかと思います。

コルクマットといっても床を張り替える必要がなく、床の上に敷く安価なジョイント式のものがあるので、敷くのもとても簡単でおすすめです。

また、意外と忘れられがちなのが夏場の熱中病対策です。
犬は人間より体温の高く、汗腺が発達していないため、人間以上に暑さに弱いのです。
特に昼間に家族全員が外出し、犬が留守番をするというケースでは注意が必要です。

留守中でも高い位置の窓を開けて置いて、風通しをよくする工夫をしたり、
できれば冷却ジェルの入ったペット用クールマットを用意してあげるなどの配慮を
してあげることも大切です。

以上のように、関・廊下・階段・リビングにおいての住まいの工夫について考えてみました。
犬といっても家族の一員です。赤ちゃんや高齢者にやさしい住まいを考えることと、
なんら変わりはありません。
犬においても、子犬のうちから老犬になるまで、一生快適に生活できるやさしい
住まいの工夫を考えてあげたいものです。

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「やさしいコルクマット」はその名のとおり犬にとてもやさしいマットです。玄関、廊下、リビングと様々な場所の生活シーンで大活躍します。子犬から老犬まで、快適に生活できる住まいづくりにコルクマットをぜひお求めください!
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室内犬のトイレトレーニング|失敗しないトイレしつけにトライ!

室内犬を飼うにあたって、一番最初のしつけといってもいいのがトイレトレーニングです。

しかし、しつけをするのは意外と難しく、失敗すると思わぬところで粗相をされたり
嫌な臭いに悩まされるはめになります。始めるのはできるだけ早い方がいいのです。
レッツトライ!トイレトレーニング!!

犬のしぐさをよく観察しよう

まずは犬の行動をよく観察します。犬にも性格があり、いろいろなクセがあるのですが、
よくしぐさを観察することでトイレの前兆パターンがわかってきます。

トイレの前兆のサインにはおおむね次の5つの段階があります。

1.表情が変化する。
2.歩き方がいつもと違う。
3.周りの臭いをクンクンと嗅ぐ。
4.あたりをくるくるとまわる。
5.しゃがむ動作をする。

もし、犬がこれらのしぐさを始めたらすぐにお尻を押してあげるなどして、トイレに導き連れていくようにします。
そして、「シーシー」「ピッピ」などトイレを促すように声をかけてあげてください。
これは犬にとっては反射的にトイレの合図となるため、いつも決めた言葉をかけるようにします。

この時、トイレと決めた場所まですぐに連れていければいいのですが、
時には間に合わないこともあります。
その場合は、いつでもペットシーツをすぐ取り出せるように近くに用意をしておき、
その上でするようにします。

そして、うまくトイレができたらほめてあげましょう。
失敗してペットシーツの上でできなくても、根気強く何度も繰り返しているうちに、
排泄することとトイレの関連が理解できるようになってきます。

犬の習性を利用してトイレに行かせる

次の段階としては、決められたトイレの場所に自分で行き、排泄ができるようにします。

犬には自分が安心できる寝場所や居場所をきれいにしたいという習性があります。
つまり寝場所とトイレを区別する習性があるため、サークルから出たすぐそばの場所か、
サークル内であれば、はっきりと区別するようにします。

また、犬が排泄をする時間帯やタイミングは生理的に決まっているという習性もあります。例えば、寝起きの後、食後や水を飲んだ後、遊んだ後などです。トイレのしつけができるようになるまで、排泄した時間帯やタイミングを、その都度メモしておくようにするといつするかが分かりやすくなります。

もう一つの習性は、犬は自分の臭いがついているところで繰り返し
排泄をするということです。
そのため、決められた場所をトイレにするのはもちろんですが、
もし失敗して違う場所で粗相をした時は、きれいに汚れを落とした
あとで、消臭剤などでしっかりと臭いを落とすようにします。

この段階でも上手にトイレができたらほめてあげることが一番大切です。
トイレに成功したらクッキーなどのごほうびをあげるのもたいへん効果的です。
そのごほうびほしさで、自分からすすんでトイレに行くようになります。

失敗しても絶対に叱らない

トイレのしつけができるまでは、犬にはその場所で排泄をしてはいけないということがわかっていません。そのため、トイレ以外の場所で粗相をして叱られても、なぜ叱られているかということが理解できません。

もし、失敗して違う場所でトイレをしても絶対に叱らないでください。叱ったとしてもトイレのしつけはできません。むしろ叱られることを恐れて隠れてトイレをするようになることもあり、逆効果になっていまいます。
トイレを失敗しても叱ったり騒いだりせずに、忍耐強く後始末をしてあげてください。

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室内犬のトイレトレーニングには失敗はつきものです。気がつかないうちに粗相をしてしまっていることも… でもコルクマットを敷いておけば安心。犬が粗相したらサッと拭取り消臭しておけばOK。しつこいニオイは取り外して水洗いも可能!ペット用マットはコルクマットがおすすめです!


室内犬の床汚れや抜け毛の掃除のコツ、裏ワザ大公開!

室内で犬を飼っていると抜け毛でカーペットの掃除がたいへん。
フローリングの汚れも気になるし、じゅうたんの上で粗相をしたらニオイがついて落ちない。
そんな時どうしたらいいの?

床汚れや抜け毛の掃除のコツ、裏ワザを大公開します!

カーペットについた抜け毛を取る裏ワザ

犬の抜け毛

犬を飼っていると悩まされるのがまず「ぬけ毛」です。いくらブラッシングをしても床に落ちるのを防ぐことはできません。
特にカーペットやじゅうたんは、絡んでしまって取りにくいのでたいへん困ります。

掃除機をかけたり、粘着ローラーを転がしてくっつけて取ろうとしても毛足に絡んで、なかなかきれいになりません。

そんな時の裏ワザが、ゴムの滑り止めがついた作業用手袋を使って取ることです。あの、手のひら側にゴムの小さなイボイボがいっぱいついているイボ付き軍手です。

手袋をはめて、カーペットの表面をサッとこするだけでも、くっついて取れる
抜け毛の量に感動するはずです。

とはいえ、広範囲にこの方法だけでぬけ毛を取るのは一苦労です。
一旦掃除機をかけて、取りの残しになったのをこの方法で取るのがおすすめです。

作業用手袋は安価で、ホームセンターなどで簡単に入手できるので、
何組かストックしておけば掃除の時にとても重宝することうけあいです。

この裏ワザは、落ちた毛だけではなく、抜け毛のケアもできるんです。
ブラッシングしたあとに、手袋をして犬をなでてあげれば、
ブラッシングで取れなかった抜け毛がほんとによく取れます。
犬も気持ちよさそうにすると思いますよ♪

フローリングの汚れをきれいにする裏ワザ

フローリングの犬

フローリングもまた、足跡や爪跡、ひっかき傷やヨダレや食べかすなど、とにかく犬がいると汚れやすく悩みは絶えません。

フローリングは定期的にワックスをかけないといけないとわかっていても、犬がいるとワックスがけというのはいろいろと問題があります。

ワックスを使うと犬が滑りやすくなるし、乾く前に犬が歩いたり、舐めてしまったらたいへんです。
犬を散歩につれていっている間にやってしまおうか、どこか部屋にとじこめておこうかといろいろ考えているうちに機会を逃してしまいます。

そこで、犬がなめても安心な食材を使って掃除をする裏ワザを紹介します。

■みかん
皮の成分の働きで汚れが落ちる!
鍋にみかん5~6個分の皮と水を入れ火にかけます。沸騰したら弱火にし、
湯が黄色くなるまで煮出します。煮出し汁を冷ましてタオルを浸し固くしぼって床を拭きます。
クエン酸やリモネンの働きで、汚れが落ちるのです。柑橘系の香りもいいし、除菌効果もあります。

■紅茶
タンニンの効果で汚れ落としとツヤ出し!
鍋に水を2リットルと紅茶のティーパックを2つを入れて火にかけ、煮出します。
冷ましてからタオルを浸し、固くしぼって床を拭きます。紅茶に含まれるタンニンの力で汚れが落ち、
色あせも目立たなくなってツヤも出ます。から拭き仕上げをしっかりしてください。

■マヨネーズ
輪ジミを目立たなくし、ツヤ出し効果
布に少量のマヨネーズをつけ、シミの部分に塗るように拭きます。マヨネーズの油分が被膜を作るため
シミが目立たなくなり、ツヤが出る効果があります。イスの脚や観葉植物の鉢の下などに出来た
輪ジミを目立たなくするのに効果的です。

■ナッツ類
ワックスの代わりになりツヤツヤに
ピーナッツやクルミなどのナッツ類を細かく砕き、布にくるんで床を拭くと、ナッツの油分で
床がツヤツヤになります。しけてしまったナッツを使うのかポイントです。

どれも、普通に人間が口に入れるものです。これなら気軽に掃除もできるし経済的。
乾く前に犬が歩いたり、舐めてしまっても安心です。

じゅうたんにオシッコをさたれら?ニオイを取る裏ワザ

カーペットの犬

じゅうたんやカーペットでオシッコをされたらとにかくあわてますよね?でも、まずは少しでも早く対処をすることが大切です。
オシッコはティシュペーパーなどでたたくようにして素早く水分をふき取ります。こするとよけいに範囲が広がるので注意が必要です。

すっかり乾いてキレイになったと思ってもオシッコをした部分にはニオイが残っているので安心できません。一度マーキングをすると、同じところで粗相をしたり、爪でガリガリしたりしてしまいす。それを防ぐためには、ニオイをすっかりと取っておくことが大切なのです。

そこで使う裏ワザが重曹なのです。
ティッシュペーパーでサッと水分を吸収したあと、すぐに重曹をまきます。
重曹が残った汚れとニオイの成分がしっかりと吸着してくれます。
そのあとしばらく時間をおいて乾かします。
できれば丸一日くらい重曹をまいたままにしておいてください。
そして、掃除機で重曹を吸い取れば対処完了です。
ニオイはしっかりと取れていると思います。

また、粗相をしている場所を発見した時にはすでに遅しで、すでにシミに
なっているということもあると思います。
その時は、水に溶かした重曹を布などにつけ、シミの部分をトントンと
叩きながら汚れを浮かすようにします。
その後しばらく置いて乾いたら、掃除機で重曹を吸い取ります。

重曹は無害で食用に使用されるものなので、少量なら犬がなめても
心配がありません。

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室内で犬を飼っていると床の汚れは悩みの一つです。そんな時コルクマットをしいておけば、カーペットのように抜け毛もからまず掃除が超簡単に!粗相をしてもサッと拭きとるだけ。しつこい汚れやニオイは水洗いもOK!ペット用マットはコルクマットが最適です!
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犬を飼いたいけど飼えない3つの理由

犬を飼いたいけど飼えないとお悩みの方は多いと思います。

ある調査で、現在、犬を飼っていない人を対象に聞き取りをしたところ、
犬を飼いたいけれど、現在は何らかの理由で飼っていない人が10人に3人も
いたそうです。

最近では室内犬が大人気ですが、特に室内で飼おうと考えた場合は、
住宅事情や家庭事情がネックとなる場合が多いのではないでしょうか。

犬を飼えない3つの理由

犬を飼えない理由がマンションなどでペット禁止になっているという場合は、
検討の余地はまったくなく断念せざるをえませんが、そうでない場合、
大きく分類して以下の3つの理由があると思います。

■キズや汚れ、掃除の大変さ
■隣人への迷惑
■衛生面と犬の健康管理

しかし、どの理由の問題も工夫をすれば解決できるものばかりです。もしそれらがどうしても越えられないハードルと考え、犬との暮らしを断念するとしたら、ひじょうに残念でもったいないことです。

確かに犬を飼うということは簡単なことではありません。飼うというより、家族として迎え入れる共に暮らすわけですから、それなりの責任と覚悟が必要となります。

そのことから、もし家族の中で犬を飼うことを反対している方がいたら、
世話や面倒をみるのが大変だから飼いたくないことの言い訳として、上記の3つの理由が使われる
ことさえあります。

単純に比較はできませんが、赤ちゃんを育てることはとても大変です。
しかし大変だからという理由で、赤ちゃんを育てたくないという人はいないでしょう。
それは、いくら大変でもそれ以上のものがあると知っているからです。

犬を飼ったことがある人なら、その大変さはもちろんですが、
犬と一緒に暮らす楽しい日々やその思い出など、それ以上のことがあると
知っているはずです。

まず、この3つの理由は、犬を飼えないことのハードルにはならないということを
知っていただきたいと思います。

キズや汚れ、掃除の大変さ

室内で犬との生活を考えた時にまず心配になるのが、フローリングの傷つき、
食べこぼしや粗相をした時などの床やじゅうたんの汚れです。
また抜け毛もすごく掃除も大変じゃないかと心配になります。

確かに犬が走りまわったり、おもちゃや物でじゃれるとフローリングには傷がつきます。
いくらトイレのしつけをしても時には粗相をしてしまい畳やじゅうたんが汚れたり、
シミがついたりもします。
抜け毛についても特に冬の前や夏の前のは、毛が生え変わる時期はびっくりするくらいの
大量の抜け毛がでます。

しかしそうであったとしても、犬を迎えいれるということは、
犬と飼うと床にキズがつき、床汚れや抜け毛の掃除が大変というマイナス発想を転換し、
犬との暮らしをあらかじめ想定し、キズつきにくい床にするなどの対策し、
汚れても掃除が楽にできるような工夫をするという考えに変えることが大切です。

たとえば、フローリングの上にコルクマットなどのジョイント式マットを敷いて
おけばキズつき防止にもなり、じゅうたんのように抜け毛がからまないため、
掃除もとても楽になります。
粗相などに臭いがつくような汚れやシミも、その部分だけ取り外して水洗いも可能で、
最悪、一枚だけ取り替えてしまえばいいので気が楽になります。

床をキズつけたくないから、掃除が大変だからという理由で、
犬を飼えないというマイナス発想を捨てましょう。

犬と暮らすということを私たちにとっての生活においてプラス発想とすることが大切です。
犬と暮らし始めたら今まで以上に掃除をする機会も増え、飼う以前よりも
家がきれいになっているというのはよく聞くことです。

隣人への迷惑

隣人への迷惑として一番心配なのが無駄吠えでしょう。
しかしこれは犬の問題というよりは人間のしつけの問題です。

人間がちゃんと犬の性格や気持ちを理解してあげ、しっかりしつけをすれば
むやみやたらに吠えたりするものではありません。
しかし、人間がしつけなければならないとストレスを感じていては、それは犬にも伝わり
うまくいきません。
しつけが大変…ではなく、しつけを楽しむという犬と向き合う人間の姿勢が
大切になります。

またマンションなどでは、しつけとは別に犬の足音が階下に響くといったことも
あるでしょう。
犬が走り回ったり、はしゃぎ回ったりすることはどうにも止めることはできません。
しかし、そこは知恵を働かせて、特に音が響くフローリングは、
前出のコルクマットを床に敷くなどすれば簡単に足音の防音対策をすることができます。

隣人への迷惑ということも、責任をもってしつけを行う姿勢や、
ちょっとした防音対策の工夫によって簡単に越えられるハードルだといえます。

衛生面とペットの健康管理

犬というとノミやダニが気になる人はいると思います。
しかし、それは一昔前の感覚で、今は部屋を清潔にしておき定期的に寄生予防を
しておけば、ほとんど問題にはなりません。

それよりも気にしなければならないのは犬の生活習慣病ともいわれる病気についてです。人間と同じように、肥満やアトピー、糖尿病やガンなどの病気が犬にも増えています。もとはといえば、人間と同様、ストレスが原因になるのかもしれません。しかしこれは犬のストレスをためない生活環境を整えることで解決する問題です。

犬は人間より空気の汚れや室温にとても敏感で、滑りやすい床では足の関節を壊す原因となります。犬は私たちが考える以上にデリケートなのです。

しかし床材を選んだり、冷暖房の配備、食事のしつけや管理をしっかりすることで
解決する問題ばかりです。

犬と暮らすことが、私たち人間にとっても、より快適で豊かな生活になると
いうことが素敵なことなのです。

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